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ローズタウン歯科クリニックのブログ

千葉県新浦安の歯科医院です。
~浦安で世界レベルの最先端歯科医療をあなたに~
おもてなしの心を大切にした、心のふれあう歯科医療をご提供いたします。

前回で途中のまとめをしました。

まだまだ、続きます。

ホントは糖質依存から血糖調節や血糖調節異常の話に進みたいのですが、

おそらくそこで挫折する方が増えると思いますので、それは後回しにします。

今回はまた口の中の話に戻ります!

今回のこの話(エコロジカルプラーク仮説)は先日まで自分も知らなかったのですが、

とある勉強会で海外演者(イエテボリ大学細菌学教授)から話を聞く機会があり、

理解を深めたという考え方です。

では参ります。

むし歯と歯周病の話の2つがでてきますが、

まずはむし歯菌のおさらいからいきます。

おさらいばかりですが、大事な話ですのでもう一度いきます。

歯がはえてくると歯の表面になにかしらの菌が付着します。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.001

ミュータンス菌の感染がほとんどなく、

善玉菌(常在菌)が守ってくれていれば問題は起きません。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.002

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.003

ミュータンス菌の感染の度合いが高い場合は、むし歯(う蝕)のリスクが上がります。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.004

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.005

ミュータンス菌の動向は、砂糖の摂取頻度に大きく左右されます。

外から入ってきた食べもの(外因性)に影響されるわけです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .004

砂糖の摂取により、乳酸が代謝され酸性の状態が続きます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.008

酸性状態でしか生きられない菌(う蝕菌)が生き残ります。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.009

これがエコロジカルプラーク仮説のう蝕菌の代謝経路です。

ちょっと難しいかもしれませんが

ミュータンス菌が多ければミュータンス菌が増えてそればっかりになるよ

ということです。

正確には酸性の環境を好むラクトバチルス(乳酸桿菌)があとで増えはじめます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.002

 

さてさて、

歯肉から出血したり、腫れたり、その結果として歯を支える骨が失われる歯周病は
どうなんでしょう?

エコロジカルプラーク仮説ではこのように考えられているようです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.003

・・・これを見てなるほどー となる人はほとんどいないと思います。スミマセン。

もう少し詳しく説明していきますネ!

さきほどは酸性でしたよね。

う蝕菌は酸性で増える、と。

 

今回はアルカリ性なんです。

それでどういうことを言ってるかといいますと、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.003

この歯とはぐきの境目にあるちっさい溝(歯肉溝)の粘膜が弱り、

タンパク質・ビタミン・ホルモンが漏れだす状態が続くと、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.005

それをえさにする(代謝する)菌が成長し、数を増やすようです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.004

歯周病菌を増やす環境があるから、その菌が増えているという考えです。

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そして歯肉に炎症をおこしていくわけです。

つまり、こんな感じ。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.010

菌が増えると、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.009

バイオフィルムという集合体を作ります。

お風呂のぬめり、台所のぬめり、あれもバイオフィルムです。

ここまでくると、効率よく菌が生活しやすい場を作っていますので、

歯肉を出血させて養分となる鉄(赤血球内のヘモグロビンの鉄)を取り出すことが容易になります。

体の方も防御をするのですが、なかなか追いつきません。

なぜなら、養分が漏れっぱなしだからです。

兵糧が充分な相手に勝てるでしょうか?

ちなみに、この状態の後に歯石になりますので、

歯石がついたのでとってほしい!

歯石とってほしいんですけどー!

というのはちょっと遅いよ! ということになります。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.002

 

エコロジカルプラーク仮説の内因的経路、お分かりになりましたか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.011

内因的経路というのは、食べ物が直接関与していないということになりますが。。。

栄養分の漏れはどこで食い止めたらよいでしょうか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.012

 

その漏れた原因は何でしょうか?

 

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プラークコントロール(ブラッシング)を丁寧にすれば漏れにくい歯肉になるのでしょうか?

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それともマッサージしたら血行が良くなるでしょうか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.004

どうしたらいいんでしょうね?

これらを解決するには・・・・!

今回はエコロジカルプラーク仮説を説明しました。

次回は、解決法、というかその背景にある考え方を説明します。

その7へ続く。。。

 

 

 

追伸)むし歯体質改善プログラムというのは、
この図にあるような前時代的な医療とは全く違うものを提供します。

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船を増やせば、問題は解決するでしょうか?

小学生でも分かりますよね。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.002

 

講演会の告知)
12月24日の午前10時から12時ごろまで
むし歯体質改善プログラムの講演会を浦安市富岡公民館にて行います。

我々の真の狙いは、むし歯を減らすことだけではなく
糖質依存、血糖調節異常を知っていただき、
パフォーマンスを高める日常を過ごしていただくことにあります。

簡単にいえば、健康寿命を伸ばす具体策を知っていただきたいということです。
ご参加をお待ちしています。

参加希望の方は受付までご一報ください。
047-354-5418

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.001

 

 

 

 

 

 
前回は 糖質依存について書きました。

ここまで読まれてみていかがでしょうか?

以下のポイントはご理解頂けていますか?

これまでのまとめです。

1 むし歯というのは、ミュータンス菌の感染によるものだということ。

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2 ミュータンス菌は砂糖(発酵性の炭水化物)を利用して代謝するということ。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .003

3 その代謝の結果として酸が歯を溶かしているということ。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .004

4 酸が発生することでさらにミュータンス菌が活動しやすい環境を作ること。

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5 甘いものが大好きというのは、依存という言葉に置き換えられること。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.004

 

6 依存から脱却できるのは、何を食べるかというポイントだけであること。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.014

 

もし、ミュータンス菌の感染度合いがほとんどなく0.2%以下であれば、

う蝕になりづらいローリスク型といえます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

出生して歯が生えてくる1歳半から2歳半の間に、

ミュータンス菌感染リスクが高いですよ!というこの感染の窓という考えを

恐れることはなくなります。

つまり、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

父母や祖父母のミュータンス菌感染の度合いを0.2%以下にしてしまえば、

ミュータンス菌を感染させる怖れはなくなりますので、

赤ちゃんとスプーンは共有しないでね!ということは考えなくてよくなります。

むしろ、どんどんスキンシップした方がいい!ということがいえるわけです。

 

感染の窓 という理論だけでは子供たちとのスキンシップが減りますので、
どうしても日常生活がぎこちなく、
窮屈になりがちだと個人的に考えています。

 

今回はこれまでの分をまとめてみました。

実は、まだまだ知っておいていただきたい内容がたくさんあるからなのでして。。。

次回につづく
前回は むし歯菌が増える条件や特徴について書きました。

むし歯体質改善の道その4に進みましょう。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.001

 

摂取頻度がミュータンス菌の代謝をあげるなら、

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.002

1度にたくさん摂取するという方が良さそうです。

 

しかし、ここには落とし穴が待っています。

なかなか簡単にはいかないんです。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.003

 

歯のことだけを考えるのでしたら、それでいいんです。

でもあなたは歯のために生きているわけではないでしょう。

 

ここで押さえておきたいポイントはコレです!

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.004

 

そうです!

1度にたくさん摂取すると、

このような状態が起こります。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.005

 

甘いものを食べると しあわせ~ な感じがしますよね!

幸せ物質が脳内ででているからなのです。

しあわせ感が生じるだけならいいのですが、

実際にはあることが起こり始めます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.006

速やかに血糖が上がるんです!

砂糖はとくに血糖をあげます。

ご存知ですか?
血糖をあげる度合いを表した指数をGI(グリセミック指数)といいます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.007

GI値が高いほど血糖をあげますよという指標です。

 

体は血糖が高い状態になると自動調節機構(ホメオスタシス)が働きます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.008

インスリンというホルモンが分泌されて血糖を下げ始めます。

あなたは食べた後に眠くなっていませんか?

眠くなるのは血糖をあげる食品を食べた可能性が高いのです。

勉強にしろ仕事にしろ遊びにしろ、眠くなってしまっては効率が落ちますよね。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.009

インスリンの作用で血糖が少しずつさがっていきました。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.010

 

血糖が下がり一安心ですね。

 

ところが、ところが!

まだ安心できません。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.011

血糖が下がりすぎると体は非常事態と感じます。

血糖をあげるホルモンを出します。

最初に分泌されるのがアドレナリン、ノルアドレナリンという物質です。

アドレナリンって聞いたことありますよね!

興奮するのです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.012

興奮して、食べたい!という衝動が生じます!

だいたいお昼ご飯前や、夕方の時間でしょうか。

その頃に興奮してる可能性が高いので、

ぐ~っと歯と歯を合わせてしまう噛み締めや、

イライラしたりということで外に表れることがあるようですよ!

 

今あなたはお腹がすいています。

何を食べましょうか!?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.013

ここで甘いものを食べると・・・!?

振り出しに戻りますよネ!!

実は、知らないうちにこのサイクルに入っている方がいます。

歯にむし歯を作ってしまった方は間違いなくこの糖質依存にハマっていますよ!

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.014

 

あなたは振り出しから一周するまで、

ほとんどホルモンによってずっとコントロールされています。

この過程は、あなたの意思では抜け出せないのです。

このサイクルから抜け出す唯一の出口はどこかおわかりになりますか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安  2.013

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頻度を減らして、1度に食べてしまえば確かにむし歯菌を育てることにはなりません。

しかし、糖質依存の落とし穴に入りやすいということがご理解いただけましたか?

このポイントをしっかりと押さえると、

二型糖尿病の70%を予防できると言われています。

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歯科医院がたくさん増えれば増えるほど、

むし歯や歯周病が減るはずですが、現実は減っていないというのは

歯科医療者が本質を見る視点を持てていないからなんですね。

あなたの口に起きた問題の背景に潜んでいるものを
しっかりと見てくれる歯科医院を探してみることをオススメします。
第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

 

繰り返しの可能性を減らしていくポイントをお話します。

お困りの方はご相談下さい。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

次回につづく
前回は 子供をむし歯にさせないための妊娠前からの対策について書きました。

むし歯体質改善の道その3に進みましょう。

 

口の中には共生していても問題を起こさない菌がいます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .003

いわゆる善玉菌です。(いわゆるというのは、細菌からみると善も悪もないという意味を表します)

たとえば、上記の善玉菌がしっかりと口の中を守ってくれていれば

問題はないわけです。

前回、前々回に書きましたがミュータンス菌というむし歯(う蝕)の原因菌がいます。

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この菌は全ての人の口の中に必ずいる菌ではありません。

また、人によって菌の数や全体に対する比率が異なります。

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ミュータンス菌の特徴は歯の表面にのみ生息(定着)することであり、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .009

もの凄くネバネバした粘着物質を出して歯にくっつきます。

さらに悪いことにこのネバネバは唾液で流れません。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .010

 

歯が生えてきた時もしくは、

歯の表面を徹底的に掃除をする(バイオフィルム除去)と唾液由来の膜ができます。

こんな感じです。

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数分の間ですが、

このレセプターにくっつける菌のみが歯の表面で椅子取りゲームを始めます。

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もし問題を起こさない善玉菌がしっかりと歯の表面にくっついてくれたら(定着)、

むし歯(う蝕症)にはなりにくいということになります。

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このように0.1%以下しかう蝕菌(ミュータンス菌)が検出されない方の歯の表面は

おそらくこのような菌の構成になっていることでしょう。

この方の場合は、歯の溝にも善玉菌が定着している可能性が高いので、

シーラントという治療をしなくても十分に歯は守られるでしょう。

 

では、リスクが高い方の場合はどうなるかといいますと、

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

 

う蝕菌の数と比率が多いので、歯の表面の場所取りがこのようになるでしょう。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

 

ミュータンス菌は特殊な代謝を行なう菌です。

う蝕細菌にかぎらず口の中の菌は次のような代謝をしています。

 

ちょっと難しくなりそうですが、ここで読むのを止めないで下さいね。

ここでおわかりいただきたいことは砂糖が入ると特殊な状態に変化するということです。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

これに砂糖が加わると、特殊モードに突入します。

細菌のバランスが特殊になります。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

う蝕細菌は代謝量がアップし、成長し数を増やします。

代謝したら何を出すか、ご存知ですか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .003

 

乳酸という酸を出します。

これは歯を溶かすのに十分な酸性です。

ここから、さらに特殊バランスモードに突入しますよ!

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酸性度が高まると、酸性環境でしか生きられない菌が生き残ります!

それがミュータンス菌です。

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酸性度が高くなり、さらに砂糖の供給があると細菌の塊の中は

酸性ストレスが上がります。

ラクトバチラス菌などの酸性を好む菌が増えます。

さらに、ミュータンス菌は酸性の中でしか生きられない特長をもつタイプが増えます。
(適応しやすい表現型をもったものが選択的に増えます)

 

スミマセン。ちょっと難しくなり過ぎましたね。

ここまでついてきて下さりありがとうございます。

結局ポイントは、コレです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

砂糖の供給は、口の中の菌を撹乱(かくらん)させますよ!

特にミュータンス菌比率が多いと危険ですよ!

ということです。

そして、砂糖の供給でもっとも大事なポイントは、

摂取量ではなく摂取頻度です!

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

 

この摂取頻度という考えはとても大切です。

絶対に忘れないで下さい!

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

じゃあ、ちょっとだけなら大丈夫か!

とお考えになる方がいらっしゃいますので、

それについては次回にしたいと思います。

次回につづく
前回は「真のリスク」を探るためのう蝕菌検査について説明しました。

むし歯菌の比率には個人差が激しいことが理解できたでしょうか?

 

むし歯体質改善の道その2に進みましょう。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001
 

「むし歯菌は歯の表面にのみ生息する!」

 

これは、今後体質改善プログラムを理解していただく上で非常に大事です。

裏を返すと、歯が生えていないときはむし歯菌は口の中に生息できないですよ!ということです。

つまり、むし歯体質で困っている人は生まれつきではありませんよ!ということなのです。

 

生まれつきではないむし歯菌はどこから来るのでしょうか?

 

いろいろな人から感染するようですが

おもに母親からが多いようです。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

 

では例えば、このような夫婦がいるとします。

S.Hさんはむし歯菌の比率が0.1%でむし歯になりにくい体質といえます。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

 

S.Hさんの妻 K.Hさんはう蝕菌比率が5.0%あり、リスクが非常に高いタイプだということがわかります。

 

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

さあ、どうしましょう。

子供にむし歯で苦労させないためには、母親からの感染を防ぎたいですよね?

 

さきほどの表をもう一度出します。

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .002

 

一般的には、父親からよりも母親からの感染の影響の方が強そうですね!

対策としては、従来よくいわれていたような同じスプーンを共有しないということがありますが、意外と現実的ではないと思います。

子供は愛情を欲しがりますので、スキンシップとしてのキスなど小さいうちにたくさんしてあげて欲しいです。

では、どうするか?

第5回  印刷用 むし歯の不安を吹き飛ばせ!大人の食育@浦安 .001

生後19ヶ月から31ヶ月が最も感染のリスクが高いといわれています。

(この時期以降も感染の可能性は充分にあります。)

 

ということは、ご夫婦の口の中の真のリスクを見つけ出して、

リスクが高いことがわかれば(前述の母親の場合)、

リスクを下げる治療を受けるという治療を受けるという選択枝があります。

 

ご夫婦のう蝕菌の比率が非常に低い状態であれば、

理論的に考えてお子さまのう蝕菌比率は低くなります。

 

このことはどんな効果を生み出すでしょうか?

 

う蝕の穴にものが挟まって痛い → よくかまない、あまり食べない → 炭水化物などのやわかいものが増える → かまないことであごの筋肉が発達しない → 栄養が不足する → かみあわせだけでなく、顔の成長発育に影響する  などの連鎖が起こるケースを診療室で見ることがあります。

今回は乳児に関する話題に触れました。

 

むし歯菌の検査をすることで、丈夫な歯を子供たちにプレゼントできることがご理解いただけましたか?

これから出産を計画されている方の場合、妊娠を計画している段階、出産後すぐがお勧めです。

第二子、第三子を計画されている方も同様です。

祖父母と子育てをされている方は、祖父母のう蝕菌検査を行うことよりもまずは

長い年月を経て口の中がどのようになっているかの状況把握から必要です。

お気軽にご相談ください。

その3へ つづく