読み終えた本です
細々と読み続けていました。ドナ・ジャクソン・ナカザワ著,「小児期トラウマがもたらす病」以前、読み始めた「心的外傷とトラウマ」(ハーマン)は内容の重さや描写等に耐えられなくて、読める章だけを抜粋して読みました。「心的外傷とトラウマ」の調査対象は戦争帰還兵などのトラウマ体験ですが、こちらの本は小児期の逆境体験を扱い、家庭の中、学校等で子供が体験する逆境が後に及ぼす影響について詳しく書かれています。表紙にもあるように米国の事例なので、調査結果、分析は米国のものですが、子供時代の体験が脳に与える影響は生物学的には同じだと思います。ただ、子供時代のトラウマ体験の事例の一つに、本当に酷いものも挙げられています。その事例は、読まない方がよかったかもしれません。Pan;小児期トラウマがもたらす病www.panrolling.comすべての章が丁寧な調査や研究、分析等に基づいて書かれていて、トラウマ体験後の脳の変化に対する十分な科学的説明が分かりやすく記述されています。より注目したのは、第4章「逆境の女性脳―自己免疫疾患、うつ病、不安症との関係」、第5章「人並みの家族」のパートです。詳しい感想は控えますが、少女の気分障害、女児の脳の傷付きは、成人後にうつ病等の精神疾患を発症させる率が男性よりも高いということが気になりました。第6章「回復への旅」はヨガや瞑想、エクササイズの効果が述べられています。過去の私は一時期、スイマーでした。パワーヨガ、それとは動きや目的の異なるイシュタヨガやインヨガ、アレクサンダーテクニークなどボディワークにも独学ですが熱心でした。教師に習うことは費用、住んでいる地域などもあって無理でしたが、治癒を求める本能が働いていたのかもしれません。過去、右の体幹と腕に痛みと締め付けられるような強ばりを抱えていて、仕事の合間に通院をして整形外科で痛み止を打ってもらい、また仕事に戻るという事を繰り返していました。鎮痛剤はあまり効きませんでした。体の痛みや極度の疲労、摂食障害、感情コントロールの困難さ等に注目しすぎていて、何に対する治癒を求めていたのか、どのように治癒される事を望んでいたのか、本質が分からず、トラウマや養育環境が脳に与える影響に係る深い理解を持っていなかった事が悔やまれます。心身の凍り付き、閉ざしにより、自分の心や感情を理解できないという状態に気付くことができず、長い時間を過ごしました。自己に関する理解が欠如していました。取り敢えずこんな感じの個人的な感想を記録しました。感想と自分自身の経験が混ざり合っています。読んでくださってありがとうございます。