夫の移籍先の会社からの給料、もちろん大激減である。

娘が自立したタイミングで本当に良かった。

数百万円の学費をあと数年支払わなければいけない時期だったら、我が家の貯蓄は底をついていただろう。

 

そんな風に思っていた矢先、市役所から「市民税・県民税 税額決定 納税通知書」なるものが送られてきた。


これまで税金は会社の源泉徴収で支払われていたので個人で役所に支払った経験はなかった。今度の夫の会社で給与天引きにはしてくれないらしい。


納税額を見て目が点になった。前年度の社長収入に対しての税金なので驚く金額。

夫は昨年1年間の手取り額に相当する額を小遣いと工面でそっくり使い切ってしまっているので、実質的には収入はゼロなのに…

「はぁ~、どうしよう」

また定期預金を解約して一括して支払ったら離婚時の分配金はいったいいくら残るのだろう?

と途方に暮れる。


グループ契約の給与天引きで加入していた生命保険料や火災保険料も口座引き落としに変更しなければならず、数十万円をつい数日前に支払ったばかり。

 

一般的に、給料が多い時にこそ将来に備えて蓄え、ローンなどの諸々の残金支出を退職金で賄い、その残りを老後の資金に充てるのが順当だと思うし、私もそのつもりでやりくりしてきた。

今頃になって、

「退職金は出ない」

給与の手取り額を使い果たして、

「稼いだのは俺だ」

と言われても…

こういう人のこと、何て表現したらいいのか?

言葉が見つからない。