夫から言われたことを考え続けた。
そんなに私から責められていると感じていたなら、それはそれで私も反省しなければいけないと思った。
夫は、私と娘が恐い、とも言っていた。
気が滅入る一言である。
しかしながら、日が経つにつれ、それは今さらながらの夫の言い訳のように思えてきた。
娘に対して、当たり前の父親のようなことはしてあげられないから金銭面で補ってきたと言っていたが、今の状態は娘が生まれた時からである。
生まれてこのかた父親と会話をしたことがなく、声をかけてもらった記憶もない子供って珍しいのではないだろうか?
向き合うチャンスは何度もあったのに、すべてスルーしたのは夫である。
娘が精神病んでどん底で、私もおかしくなりそうな状態の時に本気で離婚を考え口にしていたのだとしたら、全くもって信じがたい夫であり父親である。
自分だけ楽になろうとしていただけのことではないか。
私と娘のために稼がないといけないから頑張って働いてきたようなことを言っていたが、結局のところ、言い訳にできるのはそれしかないということだろう。