痴呆の症状が酷くなりつつある義母。

躁鬱病で睡眠導入剤と精神安定剤が手放せない。

そして、電話魔は相変わらず。

 

義母は処方されていた薬をため込み、一気に飲んで自殺未遂を図った過去があり、痴呆の症状が出始めてからは薬の管理が自らできなくなってきた。

 

そんな状況を知ったケアマネージャーからお薬カレンダーなるものを勧められて購入した。

1ヶ月分のカレンダーの毎日に薬を入れる袋がついていて、服用を間違えないように使用している老人も多いそうで、薬局で売っている。

 

以来処方薬は私が購入してきて我が家で保管することになり、薬は義母の居間に設置したお薬カレンダーに平日は私、週末と祝祭日は夫が数日分をまとめて持参してセットする。

 

ところが義母はカレンダーが理解できなくなっているらしく、数か月前からは数日分を一度に飲んでしまうようになりお薬カレンダーは単なる薬入れになってしまった。

当然のことながら、

「お薬がないので持ってきて」

と催促の電話の嵐。

 

若い頃からアルコールが大好きで毎晩ビールを飲んでいるので薬の飲みすぎは非常に危険、催促されても胃腸薬でごまかしたり持って行かなかったりするのであるが、ここ最近は、

「お薬がなくて眠れない、昨日も今日も眠っていないから持ってきて」

と泣き出しそうに電話してくる。

 

眠れないのはたしかにとても辛いので、私は様子を見ながら持って行くが、夫の担当の日は任せている。

先日の土日も催促の電話の嵐。

夫はその度に、

「持って行くから」

と返事をしておきながら1日中自室でおそらくテレビを観ていて持って行かなかった。

 

嘘でしょ、と心で呟く。

親が「眠れないから薬を持ってきて」と頼んできているのに持って行かないって、いったいどういう神経なのだろう?

同じ町内、徒歩でも数分で帰って来られる距離、夜ならパジャマのままでも自転車でサッと届けてくればいいだけの話。

それもできないほど疲れているっていうならテレビを観ている場合ではない、きちんと布団に寝て休むべきだ。

 

冷たい親子関係。

具合が悪い時に親から優しくしてもらって感じた温かさって心身が記憶していると思う。

自分も優しくしてあげようと潜在的に自覚する。

夫と義母にはそういう記憶がないのだろうか?

だとしたら義母にも問題があるし、そもそもそんな息子に育てたのは義母なのだから致し方ないとも思う。

 

そういえば私が頭痛が酷くて寝込んでいた時に買い物を頼んでも夫は行ってくれなかった…

この先、私が病に臥せっても何もしてくれないことが目に見えている。