ふと、夫も私と同様に離婚を考えているかもしれないと思った。

娘が拒食症真っ只中の時、少し口論になると夫は「だったら離婚する」とか「一緒にいる意味がない」という言葉を発していた。

「離婚する」は3回言われた。

 

夫婦で協力して娘を拒食症から救い出さなければならない時に、よくそんな軽率な言葉が発せられるものだと呆れた。

娘の苦しさをまったく理解していないし、私の手助けをしようという気持ちもさらさらないんだ、とはっきり分かった。

 

1回目と2回目は言い返さなかったが、3回目に言われた時は、

「いいわよ、でも今はできない。

こんな状態の時に離婚したら、○○(娘)が自分のせいで親が離婚したと自らを責めて自殺しかねないから。

親の責任として今はできない」

と言い返した。

 

夫は一瞬驚いたような表情を見せたが反論はしてこず、それ以来一度も離婚を口にすることはなかったが、あの時の光景を忘れていることはないだろう。

 

離婚の時期は娘が親から自立するタイミングということで、社会人になった時がいいと思う。

夫もそう考えているかもしれない。

 

離婚を私から切り出す際には、あの時の夫が発した軽率な言葉をきっかけにしたいと思う。