オフホワイトのダウンコートをこの冬は良く着ている。

時々前からの茶系(ワインぽい)のも着るが、

いざという時用にもっと古い茶系のが取ってあるが、、めったに着ない。

この白っぽい方が厚みがあるから暖かいので、

ミシュランマンみたいになるが(笑)

 

 

少し前に友人が「後ろに汚れが付いているよ」と教えてくれた、

脱いで見たら、黒いオイルのような汚れが小さい面積だが濃く目立つ

その時「その下も薄っすらだけどシミになっているわよ」と別の友人が言った。

とりあえずその日はそのまま着て

帰ってから、速攻でその黒い汚れを落とす。

どう見ても機械や車のオイル系の汚れなので、エマールでは無理と思って

洗うために使ったのは、「マルセイユ石鹼」です。

 

油汚れに強く、布を傷めないので、

 

フランスで高価な衣類に

「お洗濯はマルセイユソープで」と書かれていると言うのを聞いたことがある。

 

石鹸を濡らして汚れたところを撫でて、

手で優しく洗うとその汚れはどんどん落ちた、

それをすすいで、中のダウンは濡れていないので、タオルで水分を拭き取って

それをドライヤーで乾かした。

すっきり落ちたが、

 

後日、最初に汚れを発見した友人が、

ダウンコートの洗い方を聞いてくる

 

最初はただ洗い方を知りたいだけなのだろうと思っていたが、

 

何かひっかる。

意味があるように感じた、

 

明るい所でよく見ると手首付近とかが汚れていた。

コート着たまま色々動いてしまうので徐々に汚れてた。

もしかして、それを気付かせようとして言っていたのかも。

 

今日は寒くて雪の後で、小雨が降っているのだが、

違うコートで治療に行って帰って来てから、

気になりだしたら、その時が洗う時と感じて、

手首付近や衿のあたりなど汚れがある部分をマルセイユ石鹼で洗って

それをすすいでから、エマールで全体を手洗いした。

ネットに入れて洗濯機で脱水して、

おしゃれ着洗いコースの乾燥だけを30分してから室内に干すが、、

ダウンが仕切り毎の中で固まっている、全体がぺちゃんこでぺらっぺら

厚みが無い、、チーン

 

ダメになってもいいと覚悟して、乾燥時間を1時間にしてみた。

途中で止めては様子を見る、

ネットの中の畳み方を変える外側になる部分を入れ替えて、

おしゃれ着洗い用の乾燥では限界があると感じて、

かなりふっくらしたが元の状態にはまだまだなので

普通の乾燥の設定にして 様子を見ながら何度もしつこくかける。

どんどん入れた洗濯ネットが膨らんでパンパンになって来た。

十分乾いてから、外しておいた(洗わなかった)フードを付ける。

殆ど、洗う前のふくらみぐらいになった。

 

あとで、お天気の良い時に外で防水スプレーをかけようと思います。

洗う前は凄い撥水効果があったが、、多分洗って取れたと思うので。

 

色の濃いものなら、あまり気にせず袖口とかを頻繁に手洗いしていました。

シーズンが終わってから全体を洗うという方法で今までやっていたが。

白系はもっと気を使って手入れしないとですね。

 

それを着たまま車拭いたり、、汚れる事をしていたが、

これからはそういう時は脱ぎます。(当たり前のことに気が付いた)

 

 

マルセイユ石鹼に関してはこだわりがあります。

肌が弱くて困っていた時、これだけは使えた、合成の石鹸は合わなかったのです。

それで高いが買い続けていて、フランスに行って直に買い付ける人から

分けていただいて、自分のHPのネットショップで、

洋裁に関する物と一緒に売りました。

他が高すぎるから、本物を少しでも安く売りたいと、綺麗なラベルやパッケージは無し

でも石鹸には本物だけが許される刻印が付いている、透明の幕で覆われただけの状態で、綺麗なパッケージ付ければそれの費用も掛かるから、あえて何もつけずに

数年売り続けて(その間洋裁の本に広告も出した)

自分が使うためと言うのが一番大きい理由だったが、

突然、買い付けていた人が、作っていた取引していた会社が生産をやめたと

誰よりもショックを受けました。
欲しい人優先で、自分のストックを残さなかったのです。

結局自分はその後、高い所で買い続けてます。

 

ネットで調べると、今製造している会社がかなり少なくなったとわかる。

合成石鹸ではないから、長く保管すると変質してしまう、そういう特徴があるから

絶対買いだめはしない。

私は、多くても一年内に使い切れる分だけ買うという方法です。
私が売れなくなって、いつも買ってくれていた人が、仕方なくどこかで買ったら、

色が変で匂いが酷かったと言うのを聞いた。

売れ残ればそういう事がある 生ものです。