毎日、蒸し暑い日々が続いておりますが
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
最近はずっと
介護ブログを書き続けておりますが
私の母親はアルツハイマー型認知症です。
まだ私が国際結婚をしていた当時
F州との時差が大きい関係もあって
なかなか母親への
国際電話ができずにいたある日のこと
母親から連絡がありました。
「あたしねぇ、最近好きな人がいてねぇ、
その人、あたしの事も好きなのよ、うふ」
えっ?!はぁ?!
この当時、母親は84歳。
女は灰になっても女
という言葉がありますから
80歳を超えていても恋はするのか〜?と
本人がそれで
人生がハッピーなら良い事じゃないか!と
ごく自然に話を聞いていましたが
お相手の男性のことを聞くと
整骨院の先生で、50代。
マザコンを通り越したような?!
年齢差の恋愛に
世の中、風変わりな人もいるもんだ?と
思いました。
「先生がねぇ、あたしの手をぎゅっと
いつも掴んできて、離さないのよ。
目と目でじっと、見つめあうのよ」
ん?!
大昔の誰かの歌にあったわね。。。
“目と目で〜見つめ合う〜🎵”
そんな恋愛話をしている母親は
まるで少女のようでした。
今思えば、この頃から
認知症が始まっていたのだと思います。
私の母親の場合は
色ボケが序章だったというんでしょうか。
そんな事には夢にも気づかない私は
一生懸命に母親の恋愛相談を
真に受けて聞いていました。
「整骨院の外では会った事はないの。
電話番号も知らないしぃ。
でもいつもあたしを見つめてくるの。
誰にも秘密なの。
あたしたち、すごく愛し合ってるの」
私「じゃ電話番号、聞いてみたら?」
「ダメよぉ。他の患者さん達が
じぃーっと様子を伺って見てるし
ヤキモチ焼くしぃ。
診療中も、看護婦さんとかいるしぃ。
親密に2人で話もできないしぃ。」
私「んじゃ、紙に自分の気持ちでも
書いて渡せば?」
「独身なのか、既婚なのかも知らないしぃ」
でも、外で会えたらいいわねぇ。
だって愛し合っているんだもの」
私「え?既婚か独身なのかは
確かめた方が良いんじゃないの?」
「そうねぇ〜でもあたしの手を
いつもぎゅぅっと握ってきて
彼の目が好きだよって訴えてくるのよ〜
目を見ればわかるのよ〜」
こんな母親のハートマークな恋愛話を
3か月間くらい、
国際電話をかけるたびに聞いていました。
そして私は
”老いの恋“ を応援してあげていました。
こんな老いた母親に恋してくれる?
風変わりな男性がいてくれるのなら?
なんて有難いことかと。。。
きっとご自分の母親への思慕の感情を
私の母親に重ねているのかしら?と。。。
そしてある日、
母親からまた国際電話があったので
その後の展開を聞くと
「奥さん、いたのよ。
同じところで働いていたわよ。
他の患者さんがそう言っていたわ。
だから奥さんに隠れて
愛し合うのも嫌だから、もういいわよ。
整骨院ももう行かないわよ」
あぁやっぱり。。。
母親の勝手な思い込みというか
一方的な勘違いというか、
ストーカー的な?愛の妄想だったのね。
愛の終結はすっかりと
母親を消沈させてしまったようでした。
この恋愛妄想が終結してから
徐々に
認知症の症状が、顕著に現れていき
常用している心臓病などの薬を
1日に何度も
多量服用するなどして
薬の管理が
自分ではできない状態になっていった事と
母親の家に遊びに来てくれた友人達を
片っ端から
泥棒呼ばわりするという噂が広まり
母親の言動が尋常ではない事に
まわりにいた人達が気づき始めて
ある日
地域包括支援センターの所長さんから
国際電話を頂いたのでした。
「あなたのお母様は認知症の疑いがあります
日本に一度、帰国して頂けないでしょうか?
今後の事を相談させて頂きたいのですが」
認知症?!?!
あの気丈で強情な母親が認知症???
今でもあの日に受けた衝撃を
昨日のように脳裏に思い出せます。
この認知症状である恋愛妄想は、次次と
新しいバージョンで続いていきます。
②へと続く〜
今日もご多忙中
催眠音楽療法セラピスト
比桜乃(ひろの)のブログを
最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございました。
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