「Hi 」とほぼ同時にお互いに
ぎこちなく声をかけて微笑し合いました。
私の良く知っている酒乱オヤジの顔ではなく
怒りと憎悪に満ちた顔でもなく
とても穏やかな顔の夫でした。
「How are y'all doing?」と夫から
声をかけてきて
大昔の出逢った頃の様に
幾分、緊張しながら
お互いの近況を
少しづつ話していきました。
横須賀基地内にある海軍の
独身寮に入れられた夫は
海軍からの命令でカリキュラムされた
各クラスを受けていく中で
それを真摯に受けとめながら、
休みの日も1人、食事も1人、
何をするにも1人、
たった1人になってみて初めて

「自分にはこの家族しかいない。
この家族が自分にとって
一番大切なものだった。」
そして
「このかけがえのない大切なものを
自分は今、失いかけている」

そう気づかせてもらえて
時間を与えてくれて
感謝をしていると言ってきたのです。

あぁこの人は心の底から
自分の過ちを反省しているんだ。
暗黒の魔王に
心が負けず、打ち勝てたんだ。
きっともう大丈夫。
厳寒の長い冬は終わり、春がやってくる。

私は夫に言いました。

「家に帰ってくる?
子供達もダディの帰りを待っているよ」




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