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ローゼンホーマの旧4歳三冠各レースに関わる記念品が、手元にすべて揃いました!
福山競馬場の3歳(旧4歳)三冠レースは、福山ダービー→鞆の浦賞→アラブ王冠(サラブレッド導入後:福山王冠)となっていました。
いくら小さな地方競馬場の中のこととはいえ、レースの勝利は世代トップであることの証明に他ならないわけですから、ひとつ勝つだけでも凄いことです。
それを史上最強の誉れ高いローゼンホーマは「そんなん通過点じゃー!」と、ブッチギリの圧勝を繰り広げ、三冠すべてを制しました。
当時のファンや関係者にとっては、痛快この上なかったことと思います。
ライバル陣営はたまったものじゃなかったでしょうが…。
デビューから負け知らずのローゼンホーマは、当然ながら超超超超超ド本命。
好位から楽々抜け出し、人気に応えたレースからは、ヒダカセイユウ以来の楠賞馬誕生が現実味を帯びて見えたことでしょう。
その楠賞全日本アラブ優駿では、福山ダービーを遥かに凌ぐ圧巻のパフォーマンスで、“アラブのメッカ”と呼ばれた園田に集ったファンの度肝を抜いたのでした。
福山けいば伝統の夏休みを挟んで秋に行われていた鞆の浦賞は、急成長を見せる馬もいれば、瀬戸内の酷暑で体調維持に苦慮する馬もいたり、早熟タイプの馬がギリギリ踏ん張ることができる時期でもあり…と、意外に難解なレース。
しかしこの年は、楠賞で全国の猛者を歯牙にもかけなかったローゼンホーマがいる以上、難解とは言いがたい雰囲気でした。
福山ダービーでの2着ニホンウルフとの4馬身差は、鞆の浦賞では2着ニシフジパワアとは8馬身差に広がり、成長曲線でもレベル差が如実に表れていました。
三冠目、アラブ王冠。
どの馬も走り慣れていない2250mの長丁場で争われるだけに、早熟タイプの馬には出番がほぼ無い力勝負の一戦です。
ただ、ローゼンホーマは福山菊花賞(1着)で距離を経験済みで、前走の大井・全日本アラブ大賞典(2着)ではさらに長い2600mを走破。
単勝1.0倍の支持も、何ら不思議ではありませんでした。
大井への遠征疲れがあったのか、いつもは好位を易々取るローゼンホーマが7番手からのレースとなり、スタンドは少しざわざわ。
それでも仕掛けてからは一気の先頭で、またしてもニシフジパワアに8馬身差をつけたのでした。
と、三冠レースの記念品は以上です。
それ以外にもまだまだありますので、順次紹介させていただきたいと思います (*•̀ᴗ•́*)و