① S56/12/5(土)

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 C1 1600m

1着 マスノブルー [牝5・54・藤尾] 1.50.6

2着 ゴールデンツバメ [牡6・55・荻田] (0.1)

3着 パプリコワン [牡6・55・小嶺] (0.1)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 シクラメン賞 [B1以下 5・6歳] 2250m
1着 マツノタケ [牡6・55・宮岡] 2.36.8

2着 サイコーテン [牡6・55・高本敏] (0.8)

3着 ウインタヤギ [牡5・55・末廣卓] (0.2)


② S56/12/6(日)
 

【 7R / 天候:晴 馬場:良 】 広島県競馬振興会会長賞 [4歳] 1600m

1着 オノデンタカラ [牡4・54・高本敏] 1.51.2

2着 スタースリー [牝4・53・吉村] (0.1)

3着 ツタノヒメ [牝4・53・神原] (1.0)

 

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 B3 1600m
1着 スカレーロツク [牡6・55・宮岡] 1.48.7

2着 ヒダカテンジン [牡7・54・田代] (0.9)

3着 フクアイフル [牡7・54・北野] (0.1)

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 第12回ヤングチャンピオン [3歳] 1600m
1着 ホクトチドリ [牝3・53・宮岡] 1.49.9

2着 テンリユウレデイ [牝3・53・藤尾] (0.8)

3着 ロツクニ [牡3・54・小嶺] (0.0)
4着 アキノダイドウ [牡3・54・黒川幹] (0.1)

5着 ミハルタガミ [牡3・54・高本敏] (1.0)

6着 ミハルローズ [牡3・54・桒田晃] (0.2)
7着 トウスイヒカル [牡3・54・岡山] (0.2)

8着 ハヤブサホープ [牡3・54・吉村] (0.0)

9着 エルトモ [牡3・54・神原] (0.4)
10着 スカレーターボ [牝3・53・吉井勝] (1.1)


③ S56/12/7(月)

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 B1・B2 1600m
1着 オバラハヤト [牡7・54・神原] 1.48.9

2着 ハナノカリム [牝5・54・宮岡] (0.3)

3着 チドリトツプ [せん8・53・谷口] (0.5)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 地方競馬全国協会会長賞 [3歳2組] 1400m
1着 ハイセンプウ [牡3・54・渡辺勝] 1.36.5

2着 グレートモルゲン [牡3・54・荻田] (0.0)

3着 カミシマユーセー [牡3・54・小嶺] (0.0)


④ S56/12/12(土)

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 A3 1800m
1着 アギラス [牡5・55・小嶺] 2.02.7

2着 ベルダンホース [牝6・54・黒川幹] (0.2)

3着 ミホオーギ [牡7・54・桒田晃] (0.1)


⑤ S56/12/13(日)

【 8R / 天候:晴 馬場:良 】 A1 1800m
1着 マツノジヤガー [牡7・53・那俄性哲] 2.01.1

2着 ホワイトタマガワ [牡6・54・藤尾] (0.4)

3着 ハヤブサホマレ [牡8・54・荻田] (0.2)

 

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 第8回アラブ王冠 [4歳] 2250m

1着 ウインホープ [牡4・54・高本敏] 2.36.2

2着 シユナイダエース [牡4・54・小嶺] (1.5)

3着 ヤングヤマチヨ [牡4・54・北野] (0.2)
4着 ナドラリンボー [牝4・53・渡辺勝] (0.1)

5着 ミヤマゴール [牡4・54・那俄性哲] (0.6)

6着 ハードジユエル [牡4・54・藤尾] (0.6)
7着 ミヤトラブアン [牡4・54・宮岡] (1.3)

8着 フクヤマレデイ [牝4・53・桑田忠] (0.6)



⑥ S56/12/14(月)

【 9R / 天候:晴 馬場:良 】 A2 1800m
1着 ケイスイロイヤル [牝7・53・藤尾] 2.01.9

2着 ハクバヒーロー [牡5・55・小嶺] (0.3)

3着 ミオアサフジ [牡7・54・黒川幹] (0.1)





年内最後の当開催、まずは意外に話題豊富の前半週から。



初日のメインレースには、B1級以下5、6歳馬選抜戦のシクラメン賞が新設されました。

過去の成績を調べた範囲内にはなりますが、B級で2250mの長距離レースが行われたのは、どうやら初めてのこと。


走り慣れない距離でも、思ったほど遅くはないタイムで快勝のマツノタケは、のちのちの成績からも根っからのステイヤーだったようです。



日曜日に組まれた重賞は、当年デビュー馬No.1決定戦のヤングチャンピオン。


前年はウインホープという不動の軸がいましたが、当年は一転して傑出馬不在に。

かといって下のクラスに“活きの良い”馬も見当たらず、出走全馬とも初めてのマイル戦となるだけに、前開催の最上位級(3歳1組)でワンツーを果たした牝馬2頭の一騎打ちとの予想が支持されました。


レースは大方の予想どおり、ホクトチドリが前走再現の勝利で本命決着となりました。



ホクトチドリは、3世代しか産駒を残せなかった怪物ホクトライデンの2年目産駒。

距離延長は問題なさそうなので、このあとの成長に期待がかかります。



そして3日目の月曜日のメインレースは、地方競馬全国協会会長賞。

何と!勝ち馬は、1991(平成3)年の3冠馬ハイセンプーと“ほとんど”同名馬!!


こちらのハイセンプウは、近親に1978(昭和53)年の第4回金杯を勝ったトクノタガミ、同年の第22回ブルーバードカップ(船橋)などを勝ったハチノウインをはじめ、各地の活躍馬がいます。

一方のハイセンプーは、1982(昭和57)年の岩鷲賞(盛岡)などを勝ったマツノテンザンや、福山のA級で渋い活躍を見せたサリユウタガミがいるぐらい。


実績はハイセンプー > ハイセンプウですが、血統面ではハイセンプウ > ハイセンプーといったところでしょうか。



後半週の話題の中心、4歳三冠の最終戦・アラブ王冠には、前年の三冠馬テルステイツとすでに激闘を繰り広げているウインホープが堂々出走してきました。


ウインホープには1ミリの隙もないものと目され、単勝元返し(1.0倍)の断然すぎる人気に。

もはや2年連続の三冠達成は既定路線とも言える状況です。


デビュー以来ウインホープに食らいついてきたスカレーテンリユウは、最後のチャンスを前に戦線離脱。

全妹のテンリユウレデイが前週のヤングチャンピオンで2着と気を吐いただけに、兄の面目を示すことができず残念に思っていたかもしれません。


他の馬もここまでの主要レースでことごとく蹴散らされ、ライバルらしいライバルもいない中、ウインホープは淡々と任務を遂行。

前年のテルステイツの0.7秒差の2倍以上となる1.5秒差の圧勝で、三冠コンプリートを難なく達成しました。



いざ、頂上決戦。

年始の第17回福山大賞典に向け、テルステイツとウインホープはともに腕撫すのでした。