富士写ヶ岳から下山した後、丸岡城に立ち寄りました。
ここもずっと来てみたかった場所だから楽しみ
高さ6mほどの石垣の上に約12mの天守が乗っかっているという小ぶりな平山城。
すき間が多く水はけが良い野面積みで積まれた石垣の上に、二層三階建ての天守が鎮座しています。
天守を桜の木が囲んでいて、春は息をのむような素敵な風景が見られるそうですよ。
桜の時期では無いけれど、どうしても見てみたかった理由は・・
これですよ!これ!!
このお城、なんと屋根瓦が石なんです。
福井県産の笏谷(しゃくだに)石。
高級ですよ
こんなお城初めて見たーー
笏谷石は火山礫凝灰岩。
水に濡れると深い青色に変化するので、福井ブルーとも言われます。
本当は銅瓦で作りたかったのが、戦時中で銅が手に入らなかったため、地元の石を使うことを思いついたとか。
見た目からしてかなり重たそうな石瓦。
その一つ一つが数十kgあるそうで、屋根全体でおよそ120tあるそうです!
凄っ!!
そしてもう一つ、城内の見どころというか珍しい体験が出来るというか・・
階段がめちゃくちゃ急なんです
1階から2階に上る階段が傾斜65度、2階から3階部分はなんと驚異の67度!
もちろんロープ付き。
もはや壁登りで、下りが特に怖かった!
人が多かったので撮影は断念しましたが、登り口が壁際ギリギリに付けられていたのも印象的でした。
どうやっても一人ずつしか上がれないように、わざとこういう造りにしたんでしょうね。
最上階、回り縁越しに展望が楽しめます。
坂井市の街並みが一望できました。
そしていい風が入ってきて気持ちいい~
天井板は無く、梁がむき出しの天井です。
湾曲した大木が上手く組み合わさっていました
地震で天守から落下したという、先代のしゃちほこが展示されていました。
これがあの屋根の上にずしっと・・。
丸岡城、カッコ良かった~
石瓦の城っていうのもシビれますね
そしてこれで現存十二天守中、八城を制覇!
遺構を味わう山城巡りも楽しいけれど、現存天守に触れる機会も持ち続けていきたいと思います