飯高寺の次に向かったのが
安久山(あぐやま)の平岩邸。
このお屋敷の庭にあるのが、
樹齢800〜1000年という大きな椎の木。
スダジイです。
切っていないので樹齢何年かは
はっきりとわからないのですが、
この根の張り具合はただものではありません。
何百年もの間、
ここに住む人々の暮らしを
見守ってきたのでしょうね。
歴史の証人です。
塩小屋を押しつぶしそう。
莫大なパワーを頂けます。
しかも、母屋は解放されていて中に入れます。
昭和の時代までかくありなん。
奥の間に婚礼の衣装が飾ってありました。
豊かな農家さんだったのでしょうね。
お茶に座ったら1日中いれそうです。
ごく普通の古民家なのですが、
調度品も丁寧な作りです。
今はめっきり少なくなりました。
今はオープンガーデン中。
このように、保存してくださっていることに感謝です。
木から木が生えて、
鹿の頭部にも見える枝ぶり。
まるで木の精。
これを発見したのは私だけかも!
帰り際にボランティアの方に
お礼のご挨拶をしましたら、
刈ったばかりの菖蒲を下さいました。
今夜のお風呂にどうぞと。
予想外の粋な心遣いに心がほぐれます。
樹齢何百年はありそうなイチョウの木が
道端にあります。
ずっと住民を見守ってきているのでしょうね。
何百年も前から続く営みと景色が
今も受け継がれていることに胸を打たれます。
この景色、いつまでも残って欲しいと思います。
本日もおいでいただきましてありがとうございました。次も乞うご期待。