静寂と新緑。
臼井城址公園です。
住宅街の狭い道を上がったところにひっそり。
なんでも、
1114(永久2)年に千葉氏の一族臼井常康が築城したといわれ,戦国時代には原氏の本拠地として勢力を振るったけれども、1590(天正18)年豊臣秀吉の小田原攻めのとき落城した。
のだそうです。
北に印旛沼を臨みます。
1479年(文明11年)太田道灌の率いる上杉方に攻められ、7カ月におよぶ篭城の末に落城。このとき道灌の甥の太田資忠らが討ち死に。その後も千葉氏の家臣、原胤貞が城主を務めていた1566年(永禄9年)には上杉謙信(当時は輝虎)に攻められた。
越後の上杉謙信、ここまで来ていたのですねー。
その後、何度も合戦の舞台となったけれども、1590年(天正18年)、小田原征伐により原氏が滅びたのちは豊臣側に接収され、1604年(慶長9年)廃城となった、
ということです。
1000年から500年前に
この地を巡って沢山の物語があったのですね。
タンポポの一つ一つが、
そこで暮らしてきた人々の頭に見えてきます。
今は人っ子一人いない平和な空間。
もったいないほどの、歴史の空間。
本日もおいでいただきましてありがとうございます。