大原幽学という人。社会で聞いたことあるような。
サラッと通り過ぎてあまり記憶に残りませんでした。
でも、すごい人物。
壮絶な人生を歩んだ人物。
ビックリです。

江戸末期、農村の改革のために人生を捧げ、
上手くいったところで幕府に叛逆の疑いをかけられ、
志半ばで自ら命を絶った人。

その記念館が旭市にありました。

世界初の農業協同組合を作った人物。
彼の指導により一反一区画に整備され、水路をつけ作業性を向上したという農地が今も残っています。


訳あって勘当されたあと、道場破りで転々。やがて武士道に疑問を持ち、僧のもとで修行。
千葉のこの地で農民たちに講義をしているうちに多くの門弟が訪れ、その教えを聞きに300とも400とも言われる人々が近隣の村からも押し寄せたそうです。

大原幽学が住んでいた家。


大原幽学の助言によって設計され作られた農家、林家。


機能的で開放的で、その上美しい。


幕府の長年の取調べの間に村は変貌。
自分のために村人たちへこれ以上迷惑はかけられないと切腹したそうです。
明治維新まであと10年だったのに。
無念だったでしょうに。

彼の信条の中に
「まず人との交流によって信頼関係を築き、それから本格的な学習に入る」というのがありました。
このコロナ禍リモートレッスンで築く信頼関係、
対面とは違う難しさがあり胸に刺さります。


記念館の1Fは町の郷土展示室も兼ねていました。
縄文土器のジグソー。


ボタンを押すと磁気を帯びて、
時間内にできないとバーン!と崩れ落ちます。


3回目で達成。
あー楽しかった。

内房の浜辺は密だったという5月5日。
ここでは1時間後に一組と出会っただけでした。

蛙たちの大合唱。
広々としてたっぷり遊べた記念館でした。

大原幽学記念館、いつか訪れてみてくださいね。

本日もおいでくださいましてありがとうございました。