風に柳に川。
どこでしょう?
倉敷ではありませんよ。
レトロ感たっぷりですが、川越でもありません。
千葉県北部、利根川の河口に近い町、
江戸時代、水運で栄えた佐原です。
成田空港トランジット観光のコースに佐原が加わったので下見に行ってきました。
地元の人たちがふつうに暮らしている町並みは、そのまま博物館のようです。
そこに新しい感覚も自然に調和して、静かで美しい町です。
小野川にかかる「じゃあじゃあ橋」
その昔、田んぼに水を引くために水の通る橋を作ったのだそうですが、
ジャアジャア水が落ちたので
「じゃあじゃあ橋」という名前がついたのだそうです。
この橋の真ん前に伊能忠敬の家があります。
無料で公開してます。
以前は実物の地図がこの家の納屋で無料で展示されていたのですが、
平成22年に国宝となったので近くに大きな資料館ができました。
もちろん、そちらは有料です。
伊能忠敬翁が歩いて測量したという日本地図は本当にすごいです。
日本人の誇りだ!と思いました。
偉業を残して下さった忠敬さんに感謝です。
これが測量器のレプリカ。
町の観光館にあります。
先日たもりさんの番組で紹介されたそうですね。
その時、試験監督をしていたので見れませんでしたが、
こんど再放送で絶対に見るつもりです。
佐原のお祭りの山車を作っているところに遭遇。
昔は10年ごとに作り直していたそうですが、
現在は文化の継承を兼ねて5年ごとに作成しているそうです。
藁と大麦で作っています。
夏祭りは八坂神社が主導、秋祭りは諏訪神社。
年2回山車の引き回しが見られます。今年の夏祭りは7月12日(金)~14日(日)
以前、千葉県が郷土芸能の復活・保存を目的とした一連の行事があったのですが、
ちょうど秋祭りの佐原囃子が町中に響き渡る中、
私でいいのかしらと恐縮しながら、
度胸だけを頼りに、この佐原の公民館の舞台の上で、
「房総の郷土芸能」の総合司会を務めたことがありました。
今思えばなんと大胆なことでしょうか。
身に余るとても光栄な機会でした。心から感謝です。
小野川沿いにある寿司処「三好」さん。
結構高級な洋風レストランがある中で、
これだけついてランチ900円とはお得でしょ。
海が近いですから、ネタは新鮮でとても美味しかったです。
4月にオープンしたばかりの無料休憩所。
木の香りと静かな空間に癒やされます。佐原市、観光に気合い入れてます。
佐原はまだまだ見所いっぱい。
トランジットで2時間弱はもったいないけれど、
日本人にも外国人にも、訪れて楽しんでいただきたいなと思いました。
佐原の魅力はとても私には書き切れませんが、たっぷり一日遊べます。
お時間のあるとき、ぜひ一度おいでくださいませ。
本日もご覧下さいましてありがとうございました。。