緊急事態宣言からアラートを経てwith coronaへ。

とはいえ、外国人をご案内するトランジットボランティアは、4月に中止になったまま再開のメドは立っていません。私の活動も2月から止まったままです。

でも、オンラインレッスンがやっと落ち着いてきた今、この期間は知識を増やすチャンスです。

なので先日、3ヶ月ぶりに成田山新勝寺の研修に行ってきました。久々の参道はお店の三分の一が閉まっていて閑散としています。

総門をくぐると変わらぬ重々しい仁王門。1831年建立です。

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1番手前の灯籠は市川團十郎9代目が寄贈したもの。1合升、5号升、1しょう升が三つ重なった三升の紋は、歌舞伎を「観ます」に繋がるんですって!灯籠には三升の紋が彫り込まれています。

本堂への階段も人がいません。

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参拝者達に気を使わず、聞こえるのは雨音だけという中で、講師のK先生から石に関するお話が染みてきます。

なんでも、石を刻む石の文化が生まれたのは鎌倉時代のこと。石職人がドッと増えたのは築城が盛んになった戦国時代だそうで、平和な江戸時代になると新たな築城がなくなったため石職人は神社仏閣の建造に携わったり墓石を作ることに活路を見出し、生き延びていきました。それで寺のそばに必ず石屋さんがあるのですね。もともと石屋とお寺がセットだったわけではなかったのですね。

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目から鱗の話しがメモも取れないほど豊富にあって2時間に渡り続きました。

知識をわかりやすい英語にできるかどうかが修行です。ムズカシイ。まだまだヒヨッコです。

車窓から見る佐倉ふるさと広場の風車。

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この先いつやりたいことに着手できるのか、いきたいとこに行けるのか、今はこの景色のようにぼんやり霞んではっきりしませんが、

でも、きっとこのトンネルを抜けたら明るい未来が待っているはず。その分歳はとってしまうけれど、どんな形でも希望はありますからね。その時のために準備はしておきたいものです。

本日もおいでいただきありがとうございました。