新米おばあと新米おじいの小咄を一席。


言葉が汚いのですが下町言葉のやりとりを


そのまま再現しますのでどうかお許しを。


 




初孫の誕生に大喜びの新米おばあと新米おじい。


娘とおばあが赤ん坊を沐浴をさせる様子をそばで見ていたおじい。


「ケツあげろ、ケツあげろ」と必死の様子で叫びました。


それを聞いたおばあ。自分のおしりをヒョイと浮かせました。


それを見たおじい。


「おまえのケツじゃない!赤ん坊のケツだ!」と一括。


 


ならそれを早く言えばいいのにねえ。
おばあは上げた自分のおしりをすごすごとおろしましたとさ。


 




いやいや、


皆母のことを語り出すと爆笑に次ぐ爆笑で、


しめやかな通夜にはなりませんでした。


 




5孫、9ひ孫に恵まれた母。


何度入退院を繰り返しても不死身!と思われましたが、


今回ばかりはついに力尽きてしまったようです。


 




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皆様にはご心配をいただき、気にかけていただき、


本当にありがとうございました。


 




実は家族が、退院に向けてシモの世話の講習を受けることになっていまして、


一回目を行なった二日後の早朝、


その日は午後に、二回目の講習予定が入っていたのですが、


それをさせることなく、朝早くに息を引き取りました。


 


退院した後家族にシモの世話になるのは


死ぬほどいやだったのではないかと思えました。




母としてのプライドと、子供達への思いやりを、


貫いたな、と思えます。




退院に向けての予定を立てる日が告別式にになりました。


 


その散り際は驚くほど潔く、


あっぱれとしか言いようがありません。


 




親が最期の姿を見せてくれるのはありがたいと思います。


これからどうやって生きてゆくべきなのか、


原点に返って考えさせてくれます。


死ぬまで希望を持って、豊かな気持ちでいたいと思わせられます。


 


いままで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。


母の笑い話など、また思い出しましたらさせていただきたいと思います。


 




皆様と巡り会えたのも、母がこの世に私を送り出したからでございます。


母に限りない感謝を捧げたいと思います。




 




本日もご訪問くださってありがとうございます。


皆様のご健康と健やかな毎日を祈ります。