ホキ美術館で何をやってるの?と聞かれました。
そうだ、肝心なことをうっかり忘れてました。
これですもんね。すいません。
11月16日まで、 森本草介氏の写実絵画を、コレクション第一号から34点をセレクトして展示しています。
美術館の創設者、保木将夫氏がこの人の作品を見て収集を始め、10年前にこの美術館を創設したのだそうです。
昨年の台風の被害を受けて長い間休館していましたが、この8月に再開したばかり。
髪の毛一本一本、皮膚の下にうっすら見える血管、
脈打つ温かい血の流れまで感じます。
まるで高性能のカメラを使った写真のよう。
でも、写真とは全く違います。
これらの絵画には時間が刻まれているのです。
写真からは感じられない、優しい時の経過があるのです。
完成させるのに1年かかることもあるとか。
惜しみなく時間を注がれた絵画に感謝まで感じてしまいます。
静物の絵も、花の絵も、風景もありました。
ほとんど人のいない静かな館内で、ゆったりと贅沢な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
ご興味のある方、どうぞ足を運んでみてください。
本日もおいでくださってありがとうございました。