昨日は立春、気温は低いけど日差しはもう春 良いお天気です。
先日オストミー協会(人口肛門・膀胱造設者の会)の研修会がありました。
外科の医師・専門の看護師を交え困りごとの相談、情報交換などをして有意義な時間を過ごします。
男性の会員さんがこんなお話をされました。
あるスーパー銭湯へ行って入浴をしていたところ
「公衆衛生上困りますので出てください。入浴料は返金します。」と言われたそうです。
納得は出来なかったが仕方なく帰ってきたとのこと。
病気を何とか克服し次は社会復帰と立ち直ろうとしている者になんとひどい仕打ちをするのかと
その方のその時の屈辱的な思いを想像すると身の毛がよだつ程ショックでお気の毒でたまりませんでした。
以前私たちの会でも似たようなことがありました。公の施設を利用する為に予約の電話を入れた時
オストメイトの会だという事を知り断られたことがあります。やはり浴場もありオストメイトトイレを設置していない
という事が理由でした。
公衆衛生上・・・で断られる??
浴場衛生法には「著しく不潔な行為をする場合、管理者は入浴を断らねばならない・・・」と言うような事が
書いてありました。
オストメイトは不潔??
そんな事はないです。
お腹に造られたストーマとその周りは直接目が行き届きいつも清潔に管理しています。
手術前の元のお尻よりよっぽどきれいに出来るのです。
何かの衝撃でパウチが外れたら??
そんな事1,000分の1もありません。
そういう危険性から言えばご老人、乳幼児のかたにもそういう事は有りうるのではないでしょうか。
まだまだ、オストメイトに対しての偏見は有るんですね。悲しいけどこれが現実なのかな。
私は家族、友人、知人から「きたない」なんて一度も言われたことは無く
優しすぎるほどの皆に囲まれていて、こういう無理解、偏見の免疫ができていないのでしょう。
この二つの事を思い出す度に悲しくて悔しくてへこんでしまいます。