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今回は紫式部関連で
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テーマがバラバラですみません
m。。m
名家の生まれで才能ゆたか
容姿も素晴らしく
道長の大切な行事に選び抜かれた
美麗メンバーに入るほど
結婚相手は人柄の良さも
際立つ男性
生まれた娘もみな文才ゆたかで
3人とも勅撰歌人になりました
子育てしながらキャリアも継続
家庭も仕事も順風満帆
長命で晩年も
輝かしいキャリアを更新
プリンスの傅育(ふいく)役
そんな絵に描いたような
幸せな女性が
現実にいました
それが伊勢大輔なのです
お祖父さんは
百人一首にこの歌が入集の有名歌人
御垣守(みかきもり)衛士(えじ)のたく火の
夜は燃え
昼は消えつつ ものをこそ思へ
恋の炎の「夜/昼」の有様
悩ましい恋心を官能的に歌っています
(でも昼間はもちろんお仕事に
全力投球ですよね)
上の歌を詠んだ祖父の名は
大中臣能宣朝臣(おおなかとみの
よしのぶあそん)
清少納言のお父さん(元輔・もとすけ)
らと勅撰和歌集(後撰)を編んだ人
大中臣家は代々伊勢の神職を務める
いにしえからの高貴なお家柄
そんな名家のお嬢様が彰子に
出仕して来たので
紫式部はそれまで自分の役だった
毎年奈良・興福寺から献上の
桜の取り次ぎ&詠歌の係を
譲ったのだと言われています
奈良の桜を見る会
か何か催してたのでしょうか
そのとき
伊勢大輔が詠んだのがこの歌
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
いにしへの 奈良の都の八重桜
けふ九重に にほひぬるかな
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
きっと
教養と気品と育ちの良さが
香り立つ歌なのでしょうね
一条帝の治世を言祝ぐ
(ことほぐ)歌として
絶賛されたそうです
イベントでの詠歌は根回しが
きちんとされて
場が盛り下がらないように
準備されていたのではと
私など思ってしまうのですが
考えすぎでしょうか
「一同 足を踏み鳴らして讃えた」
あらかじめ道長の指示が
ゆきわたってたんじゃないのかなー
要は「彰子様にまたまた
ハイレベルな女房が出仕
さすが彰子様&道長様」だと
アピールしたかったのでしょう
紫式部の桜の歌を
載せておきますねー
花といはば いづれか匂ひなしとみん
散りかふ色の ことならなくに
桜の花か、はたまた梨か
どの花が優れているの劣っているの
言い立てるのは無意味ですよ
どうせ散ってゆくのは同じですからね
(「梨」というのは詞書から)
独特な味のある素敵な歌ですね
こういう歌を詠む人が
イベントを盛り上げる
晴れやかでわかりやすい
万人受けする歌を毎年詠むのは
ちょっと面倒だったのかも
しれませんね
伊勢大輔はきっと晴れの日の
幸せ感あふれる詠歌に
ビジュアルも歌風も性格も
ぴったりの人
だったのでしょう
いや、でもどんなに美しく賢く
完璧な幸せに恵まれたような女性でも
詳しく調べてみれば何かしら
辛い事出て来るのですよねー
完璧な幸せに恵まれた女性もたまに
いるという夢は夢のままに
キープしておきたいな。。。
ご主人が高階貴子(道隆正妻)の
甥であることとか
伊勢大輔のご結婚と高階光子の
呪詛事件、どっちが先なのかなとか
ちょっと気になるけど。。。
ジュニア向け書籍の中でも
紫式部や和泉式部と同じ職場で働き
優しく素直な人柄で穏やかな関係を築く
伊勢大輔は輝いています
中宮彰子に仕えた女流歌人たち
(赤染衛門・和泉式部・伊勢大輔・小式部
内侍・大弐三位)の恋や友情を描く
ジュニア小説
陰謀や呪いなどは出て来ませんが
後宮女房の哀しさも描かれています
お読みいただきありがとう
ございました♪(o ̄∇ ̄)/