家庭菜園を始めて2度目の夏がやってきました。
1年目はとりあえずF1種から始めましたが、
2年目になると固定種にしたり、自家採種も視野に入ってきました。
種苗法改正で農家さんは登録されている種は自家採種出来なくなりました。
種を外資に抑えられています。
一般市民も『種を守る時代』に突入していると考えます。
失敗も良くしますが、自宅で楽しく収穫できる技能に漕ぎつけるための記録とメモになっています。
6/25 枝豆収穫
3/29に種蒔き、断根からの育苗に20日かかり、
6株を畝に5/11に定植。
断根・摘心をした枝豆が膨らんできました。
樹が小さいです💦
樹が小さい→莢数が少ない
断根をすると徒長はしないけど、根粒菌がないので窒素を効かせるのがいいと言うのは、本当のようです。
株ごと引っこ抜く予定でしたが、樹が小さいのは世話人のミスなので、追肥をして成長を見守ることに。
納豆菌液水をあげてネットを再度かけ終了。
ネットしないとカメムシの餌食になります💦
カゴの枝豆と合わせて今日の収穫。
朝5時からいい仕事でした💦
3/19定植のデジマ3株収穫
6/20 壮大なつるボケフェスになっています♪
秋じゃがいもの種イモ取りのために栽培しました。
無限自家栽培がしたいので(^^)
小さめサイズが種イモにいいなと思っています。
大きいのは種イモに向かないそうで。
3株でこれだけ(笑)つるボケフェス見事です。
サイズもS〜Mと、種イモにちょうど!
種イモ採種ができただけでも十分尊いです。(´∀`)
日誌を見たら、ぼかし、発酵鶏糞と肥料設計が多かったみたい(汗)
先日収穫した小さなメークインをオリーブオイル、ニンニク、ローズマリー、塩で漬けておき、
オーブンで焼きました。
ホクホクのbaked potato!
とても美味しかったです。オリーブオイルと塩以外は自家製。
1年前はこんなことが出来るとは夢にも思いませんでした。😭
こういうご褒美が家庭菜園に嵌まるのかも…
ミニトマト
6/23
4本仕立てのミニトマトが自分の背丈を超えてきました。
存在感がとてもあります。
実をつけてくれています。
4本仕立てあまり難しくなかったかも。水や肥料切れに気をつければ2本と変わらない感じ。油断はできないけれども。素人だし。
今年から固定種にしました。
種苗法改正でこれから遺伝子組み換え野菜が出回るはずです。
農家さんは高い種を種苗会社から買わないといけないし、遺伝子組換えは安全性の確保がされていない。
家庭菜園で自家採種は無制限です
素人が書いても説得力は全然ありませんが、
残された権利に気づいて欲しいです
種を守ろうという動きもあるそうです
地方在来品種の絶滅が心配されている記事
在来品種の「種の保存」にも貢献してきた地方の種苗業者が減少している。日本種苗協会の会員数はピークの4割以下、922まで減少した。国内農業の縮小傾向に加え、ホームセンターなど他業種との競争激化や後継者不足で廃業する業者が多い。
(中略)
同協会によると、最多だった1980年に2437だった会員数は減少傾向が続き、2020年に1000を割り込んだ。大手種苗メーカーの種を小売りする小規模の業者が多く、消費税のインボイス(適格請求書)制度開始を機にやめる例もあったという。
(中略)
農研機構の在来品種データベース作成にも携わった山形大学農学部の江頭宏昌教授は「採種農家が育てて、種苗業者が種を仕入れる仕組みが行き詰まりつつある。在来品種の保全にとっても問題だ」と指摘する。
きゅうり
3株目のきゅうり。弱々しかったけれど、
現在12節ほどに。葉っぱが可愛いらしい
規則正しく葉をつけてます
きゅうりの葉はハート型🧡
九条細ネギ
雨後で倒れていますが、細ネギ、再生速度も早く、
重宝します。
なぜかアブラムシもあまりつかなくなりました。
ミニトマト吊り下げ栽培
また困難を乗り越えたので記録にしようと思いました。
(前回は自分で主枝を折ってしまう大惨事でした。)
果実を付けはじめました。
こうやって見ると、全くわからないですが、
強風でバランスを崩し、
株が全くの逆さ・下向きになってしまいました
(背後の木でわかり辛いかも)。
植物は葉のオモテ面で光合成をします。裏向きでどうすることもできないな、と思っていましたが、光を求めて数日で葉を捻ってどんどんオモテ面にしてしまいました。
成長点も下向きだったのが、再度海老反りを始め、
上向きに。
根に近い葉はことごとく裏向いていたのが
全てオモテ面に。
もう一株も同様。
捻ってオモテに。
トマト捻り技。
下向いた一番花房は根の近く。
これはオモテに出来ないようです。
もはや全体が逆さ向きの株に見えない。
逆さになり光合成が出来なければ、ここまでか…と思い写真に収めませんでしたが、撮らなかったことに後悔しています。植物は惨めな姿が見る見る内に元気になることが少なからずありますが、今回も驚異的な能力でクリアしてくれました。(軽業なんかな❓)
花が夜間、僅かな光に反応してそちらに向くことは普通ですが、
葉の1枚1枚をオセロみたいにひっくり返してしまうなんて、驚愕してしまいました。
やっぱり、植物は知的生物です!!
何もかも自身で解決してしまいました。
いつもながら、世話人は何もしなくて済んだという😅
植物は実はスゴイ生物だったという書籍
⭐抜 粋⭐
*植物は予測し、選択し、学習し、記憶する能力を持った生物だということが、この数十年に蓄積された実験結果のおかげで、ようやく認められはじめている。例えばスイスは、数年前に冷静な議論を重ねた結果、植物の権利を認める世界初の国になった。
*トマトは虫に襲われると、化学物質を放出して周囲の仲間に危険を知らせる。マメ科の植物は細菌と共生し、それぞれに必要な栄養分を交換しあう。又、別のアメリカの研究報告では、プラタナスは害虫が近づくと、緊急事態発生とばかりに、葉中の石炭酸やタンニンなどの物質を分泌し、自らの葉の毒性を強め、虫が葉を食べることを防ぐ、という。
*地球上の生物量(バイオマス)のうち、動物と植物を比較すると、植物は99.5%を占めており、地球上の多細胞生物の総重量を100とすると植物の総重量は99.7%、一方動物(人間を含め)は、わずか0.7%とわずかな重量でしかない。全く地球は植物の星といえる。
*植物は固着性(移動できない)を持つ生物であり、動物とは違う方法で進化し、モジュール構造(たくさんの構成要素が機能的にまとまった構造で、各部分は交換可能)でできた体を持つようになった。つまり、植物の体には、動物にあるような個々の器官は備わっていない。植物がこのような「解決策」を選んだ理由は明らかだ。もし植物が私たちと同じような体の作りをしていたらどうなるだろう❓私たちのように替えのきかない器官からなる体をしていたなら、草食動物に噛まれただけで、植物はたちまち死んでしまうだろう。
*植物の感覚は人間よりずっと鋭く、私たちの持っている五感以外に、少なくとも15の感覚を備えている。例えば植物は、重力、磁場、湿度を感じて、その量や大きさを計算できるし、いろいろな化学物質の土壌含有率も分析できる。
*驚くべきは、こうした植物の感覚能力が並外れていることだ。実際、植物は、ごくわずかな量の化学物質を、成長に必要なものであれ有害なものであれ、根から数メートル離れていても感知し、識別することができる。人間の鼻など、とうていかなわない!植物の根は、栄養素を知覚するとその方向に向きを変える。そして栄養素をめざして伸び、たどりつくと吸収する。反対に、動物にも植物にも危険な汚染物質や化合物がある場合には(たとえば鉛、カドミウム、クロムなど)、根は出来るだけ遠ざかろうとする。
*植物の場合、味覚の感覚器とは、栄養素として使われる化学物質を取り込む受容体のことをさす。植物の根は地中でそうした化学物質を探しまわる。植物が行っているこの地底探検を考えれば、あらゆるものを、植物は例外なく最高レベルのグルメであり、肥えた「舌」を持っているのは明らかだ。
(中略)
繊細な味覚をもつ人が、ある料理にごくわずかしか使われていない材料を言い当てる能力と、植物の根が数立方メートルの土の中に隠された微量のミネラルを識別する能力とに、たいした違いはない。いや、よく考えてみると、1つだけ違いがある。それは、植物の方が勝っているということだ。
(中略)
植物は、ミネラルがより豊富に集まっている場所では他の場所より多くの根を伸ばす。そして、すべてのミネラルを吸収するまで、どんどん伸ばしていく。一見した印象よりもはるかに洗練された行動をとるのだ。そもそも植物の根の大部分は、識別できた微小の化学物質を吸収するために存在している。植物は、エネルギーと資源をうまく用いながら、未来の利益を予測して行動するということだ。
*一例として、トリクロロエチレン(TCE)という化合物をあげてみよう。これはプラスチック工場で用いられる有機溶剤で、工業国では広い範囲で水資源の汚染を引き起こしている。TCEの分子構造を破壊するのはほぼ不可能で、この汚染物質は数万年もの間、変質することなく残り続ける。まさに有毒で危険な怪物だ。でも植物はそれを楽々と吸収し、塩素ガス、二酸化炭素、水に変えることができる。つまり、この物質を分解してくれるのだ。
*植物が自身の感覚を用いて自らの置かれている状況を把握し、他の植物、昆虫、動物と互いに作用しあい、化学物質を使ってコミュニケーションをはかり、情報を交換している。
*植物は話もできるし、自分の親族と他者とを区別することもできる。
*植物は生まれた時点で多くの不自由さを抱えている。けれどもそうした問題を見事解決し、乗り越えていく。植物は人間の脳を持っていないものの、外界から与えられる刺激に対して、適切に対応することができる。植物は自分が何者で、自分の周りに何があるのかきちんと自覚しているのだ。
*土は振動が伝わりやすいので、地中では音を聞くための耳介は持つ必要ない。植物の1個体を構成するすべての細胞が、振動をとらえることができる。あらゆる植物細胞には機械受容チャネルがそなわっているからだ。音を聞く能力は、植物の体全体が持っていて、人間のように1つの器官に集中してはいない。つまり、植物は全身で音を聞く。地上に出ている部分も地中に潜っている部分も、植物の体全体が、無数の小さな耳でびっしり覆いつくされているようなものだ。
*…ランが虫を騙すやり方はとても興味深い。ランは、生物の中で最も優れた擬態能力を持っている。通常、擬態と言えば、カメレオンやナナフシのような動物のことを考えるだろう。けれど、そうした動物の並外れた擬態能力さえ、ランの一種であるオフリス・アピフェラには、とうていかなわない。
オフリス・アピフェラの花は、いくつかの非社会性のハチ目の雌の姿形を完璧に模倣できる。それだけではない。形だけではなく、組織の硬さ、体表面の様子(体を覆う短い軟毛も)、もちろん匂いまで、そっくり真似をする。さらには、交尾の準備ができた雌のハチが作るフェロモンまで分泌するのだ。つまり、この植物は三重の擬態を行っていると言える。雌の体の色と形(視覚を騙す)、毛で覆われた体表面(触覚を騙す)、独特の匂い(嗅覚を騙す)である。この完璧な物まねに、雄のハチは簡単に騙されてしまう。この罠のターゲットである雄バチは、この魅惑的な花の虜になり、花と交尾してしまうのだ。それほどまでに、この花の擬態の細部まで完璧だ。
オフリス・アピフェラの花の擬態は、まさに現実を凌ぐほどリアルで、雄バチたちは、開花の時期にはこの花と交尾をしようとする。すぐ近くに本物の雌バチがいる時でもだ!そして、雄バチたちが雌バチだと思い込んでいるものと夢中で交尾しているとき、突然、花の仕掛けが作動して、雄バチは頭から花粉をかぶせられる。しばらくの間は雄バチの体から花粉は取れず、雄バチは自分の体ごと花粉を次の花に運ぶことになる(そして受粉させる)。この関係を見れば、植物と昆虫とではどちらが立場が上なのか、まったく明らかだろう。
こんなのらしい
個人的には現在、かつてないほど植物との関係を見直しています。
知れば知るほど楽しく、こんな頼もしいパートナーはいないと思っています。
(今までどこを見ていたのでしょうね💦)
微生物や菌も強い味方ですね。
忘れがちですが、国土のほとんどを占めているのが植物。
植物は人間がいなくてもなんともないけど、
人間は植物がいなければ絶滅してしまうそうです。
…ということで、食料危機が来ても植物に絶対助けてもらおうと考えています。(笑)
蛇足ですが、いままで厄介者だった『ドクダミ』で化粧水を作ってみたら、とってもいい化粧水になりました。
焼酎に漬け込んだドクダミ
大さじ一杯を化粧水に入れると、焼酎のせいかトロッとしていて肌に馴染みやすい。
前の化粧水に戻りたくないかも。
それにしても、昔の人はもっと植物を有効利用していたと思うと、先人やおばあちゃんの知恵をどこで断絶されたんかな❓と思わなくもない。
製薬会社が儲からないから❓
(それにしても薬事法は厳しい。例えばラベンダーエッセンシャルオイルは風邪菌や結核菌すら殺菌できるが、一切効能を謳ってはいけない。雑貨扱いである。)
石油から作られた薬より、すぐ側にある植物の方が健康にしてくれるのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
良い1日になりますように。