賤が庵では、居間、樂間(がくのま)、寢間(ねま)、夢間(ゆめのま)の四部屋に、音響機器を置いている。

使用機器は、アキュフェーズ ACCUPHASE と B&W の組み合わせが多かった。


居間にて

この部屋では、主にPCオーディオを聴く。


PC:FUJITSU FMV U90H1W 

CDプレイヤー:BARCO EMT 982

アンプ:PRIMARE 115 PRISMA MK2 

スピーカー:B&W 805SDLimited


PC


このパソコンは、先週、導入したものだ。

Core i7-1360P/メモリ 16GB/SSD 512GB と云う仕様の日本製(出雲モデル)で、PCオーディオ・動画編集専用としている。

軽量、軽快なパソコンで、発熱量は少ない。

ファン回転音は大きくないし、PCオーディオ使用時は、動画編集時ほどではないが、皆無でもない。Windows11 は、Windows10 と違って、パッシブ設定はできないようだ。この部屋は生活雑音があるために、気にならないが、静かな部屋ではどうか。

PCオーディオの音楽ソフトは、foobar2000 v2.0 64-bit を入れている。

今までのパソコンに比べると、リッピングの速度が格段に向上した。また、リッピングが安定して、エラーが出ないが、それがパソコンの性能によるものか、foobar2000 の、この最新バージョンによるものか、自分には分からない。

なお、PIONEER 製の外付けブルーレイディスクドライブは、数年間、替えていない。


CDプレイヤー


EMT982 は30年前の製品で、アキュフェーズ以前、主装置の CD プレイヤーとして使っていた。

音の緻密さや音色の多彩さにおいては、アキュフェーズが優るが、今もなお音の新鮮さを失っていない。 

軽量なので、移動が容易だ。


アンプ


この USB DAC付属のD級アンプは、半年前に導入した。

中級プリメインアンプとしては、かなり出来が良いと思う。日常生活空間で気楽に使うのに適している。

付属の USB DAC は、やや非力であるようにも思われるが、この部屋で使う分には、十分な性能である。

ピアノ音楽の録音で、このアンプに合っているのは、A・シフの『フランス組曲』、M・ポリーニの『ダヴィッド同盟舞曲集』と『クライスレリアーナ』であった。


スピーカー


B&Wの805シリーズを使ってきた経験からすると、自分には、この SDLimited が最上であった。D3 はモニタースピーカーとして優秀であったが、高音がきつく感じられた。SDLimited は ACCUPHASE につなぐと、清澄な音になるが、PRIMAREにつなぐと、しっかりした音になる。


補足:

foobar2000 v 2.0−64bit は、現在のところ、wasapi の排他モードは使えません。