娘の診察を待っている間、カフェで描いた薔薇です。
いつも、どこででも、小さなスケッチブックとシャーペン、消しゴム、コンパクトなパレットを持って、絵を描きます。(荷物多し)
なるべく白をうまく残して、淡く白っぽく仕上げたかったのですが、少し濃くなりました。
体調を崩してから、大きな絵を描く体力がなくて、なんとか小さめの水彩画なら描くことができて、これが思いの外楽しくて…。
絵を始めた頃は、水彩でやっていきたいと思っていたのでした。
パステルを描くなんて、夢にも思っていなかったのですが、なぜか流れでパステルと色鉛筆でずいぶん描きました。
パステルの淡さや光も捨てがたいのですが、削ったり、場所をとるので、まだ体力的にしんどくて、筆を使う絵を今は描いています。
体力が戻ったら、もう少し大きな絵も描きたいし、いわゆる純粋芸術の方向を追求していきたい。
病気をして、人生そんなに長くないかもとなって、描きたい絵を描かないと後悔するなあと思いました。「いつかやろう」の「いつか」は、来ないかもしれないわけで…。
でも、描きたい絵って描いてみないとわからなくて。描いてみて、「これじゃない感」はよくあって、なんか違うなあと、また描いてみるというのをずっとやってきたかもしれません。
水彩は、少し自分らしさがつかめてきたかもしれなくて、その辺が今面白いところです。十数年やった頃、難しさに水彩はもうやらないかもしれないと思った時もありました。挫折しかけました。でも、今はとても楽しい。
油彩は、もう一歩、なんというか、自分で描いて、この絵は割と好き、好みの感じとなっていないのです。
人物画でモデルさんをなかなか頼めないということもあるけれど、薔薇なども、もうひとつなんです。
水曜日に抗がん剤をすると、2週間くらいはきついので、また絵も描けなくなるかもしれませんが、それが過ぎたら、たくさん描きたいな!
病気の前は、レッスンを沢山していて、自分の絵を描く時間は夜中で睡眠時間を削っていたのですが、病気をしたおかげで、絵を描く時間が増えました。描けばやはり少しは技術も上がります。
約2年ほど、本当にキツかったけれど、少しずつ体力を戻して、爆発的に絵を描きたい気持ちです。
でも運動もしないとね。無理はしないで、健康にも注意しながらやります。
今日は採血。さっと行って、さっと帰ってこようと思います。