薬に頼らない時代、それぞれの国で様々な民間療法がおこなわれてきました。
ドイツの女子修道院で体について研究していたヒルデガルドさん、
まだ彼女が研究していたものをすべて分析できてはいないでようですが、
実践できるハーブ療法として書籍がいくつも出ているので、試していきたいと思います。
よく、薬を作ったおおもとの人は、薬はいっさいのまない。といいますよね。
ハーブだと聞きました。
こちらの本の内容を少しずつご紹介していきたいと思います。
体液説
ヒツデガルトは、健康と病気についての解釈に関して、体液病理学の伝統にならっています。
体液が正しく調合されていれば、人間は健康でいることができる。
(ローマの医師ガレノス)
「土」―黒胆汁―冷たく乾いていて、これが多いのが憂鬱質(メランコリア)
「水」―粘液―冷たく湿っていて、これが多いのが粘液質の無機質な人
「空気」―血液―暖かく湿っていて、これが多いのが多血質の陽気な人
「火」―黄胆汁―暖かくて乾きやすく、これが多いのは胆汁質の怒りっぽい人
体液のバランスは健康を意味して、このバランスが崩れると病気になる。
ヒルデガルトにとって、植物や動物も、温か冷、湿か乾のいずれかであり、人間がどんな体質なのか、あるいはどの病気なのかによって、ある植物や動物が食品として適切だったり、不適切だったりします。
日本では食卓にお番茶があったように、
スペインのある地方ではカモミールが万能薬のようによく飲まれていたり、
最近では「おばあちゃんの手当」、がだんだん見なくなりましたね。
ヒルデガルトのハーブ療法はドイツやヨーロッパで使われていたものが多いですが、
治療法としては東洋医学のお灸も取り入れていたそうです。
病気までいかないけど、よく頭痛がある、胃が弱い、など症状がありましたら、
ハーブ療法を試してみてください。