Favero ASSIOMA DUOを導入しました | くるくるもぐもぐ日誌

くるくるもぐもぐ日誌

ロードバイクの関西お出かけ日記と、出かけた先で収穫したおやつの記録です。
相棒は、TREKの Madone6とLexa slxです。
日本史とカフェとポタリングが大好きです。ダムカードを集めています。たまに絵を描きます。
話はたいてい長いですので、お暇なときにどうぞです★

寒いですね、もう2月も半ばになろうとしています。
お元気でしょうか。
(↓先日の六甲山ふもとの様子)


一月往ぬる二月逃げる三月去ると言いますが…
今の私の体感では、巨大な洗濯機に放り込まれてぐるんぐるん回りながら「わー!あせる」て言うてるうちに月日が経ってる気分です。

逃げる2月を追う余裕もないままだ!

そして、新年から心機一転減量を試みていますが(またもや)、3歩進んで5歩戻るような… まあつまり捗っていません。(苦)
ここで挫けてはいけない…。でも挫けそう!

ところで、タイトルにも書いておりますが、最近新しいアイテムを導入しました。

イタリアのFavero electronics(ファヴェロ エレクトロニクス)から新しくリリースされた「ASSIOMA(アシオマ)」というペダル型パワーメーターです。
自転車関連のニュースサイトでも取り上げられていましたし、価格のお手頃さが際立っていたのでチェックされた方もおられるかもしれません。

私はこれまでPowertap proというリアハブ型のパワーメーターを組み込んだホイールを使ってきています。↓


が、このホイールがなかなか重量感のある仕様で…私の足が貧しいことがいかんのですが、まあ、貧脚の私には重くて走るのがつらかったのです。ローラーするにはいいんだけど。

レースやイベントなど「今日はめっちゃ頑張るんやー!」というタイミングで、このホイールはちょっと使いにくかったのでした。

でも、「今日は自分なりにすごく頑張れた! 練習の時より力は出せたのかな」とか「今、だんだん苦しくなってきたけど、オーバーペースなんだろうか? 飛ばし過ぎかな?」とかそういうことが知りたい。(そんなん気にする前に一生懸命走れよという声もありますが)

世の中には、ハブ型以外のパワーメーターも存在しており、有名なのはクランク型。
よくあるおにぎり🍙の形のパーツが組み込まれたクランクがあるのですが…↓


こちらは私のマドンがBB下ダイレクトマウントブレーキ型のため、パワーメーター内蔵のクランクの厚みがリアブレーキに接触するという差し障りがあり、導入不可❌


(↑SHIMANOブレーキは干渉するけど、TRPというメーカーなら干渉しないらしい)

バイクは2台あるのに、クランク型パワーメーターだと付け替えもままならないし…

どうする〜? と言い続けるものの何も進展なく数年経過。

ペダル型パワーメーターが有力候補かなーなんて思い始めてはいました。

しかし、既出の某社パワーペダルは、お値段が立派すぎる。
なかなかの覚悟を求めてきます…。
オマエはこの金額に値する何らかの成果を出すことができるのか? 
そもそもオマエに必要があるのか? …という……

(返す言葉もない&自信もない)


そんな中、ASSIOMAというペダル型のパワーメーターが現れました。


ペダル型なので、ロードもピストもTTバイクも、複数付け替えて使用できる。

そして1番のネックだったお値段も、まあ激安とは言いませんが、比較的良心的と言えます。
わたしにはそんなふいっと買える値段じゃないんだけどさ…

気になるのは「それほんとに使えるの?」だと思うので、1週間使ってみた感想を記録してみたいと思います。


このペダルは、片足計測の「UNO」(1という意味)と、両足計測の「 DUO」(2という意味)があります。


↑これは DUOの両足タイプです。
全ての初期設定前に、まずは本体充電を行います。


ケーブルはマグネット型で、近づけるとカチッとくっ付きます。
オレンジランプ点灯で充電開始。

充電が完了すると、バイクに取り付けて初期設定を行います。


携帯に専用アプリをインストールし、使用者登録(メールアドレス必要)と、データ転送の有効化を設定します。

が、画面に出てる通りにポチポチ進めてるだけなので、3段階ぐらいで終了します。

パワー補正と、サイコンとの同期(Bluetooth、ANT+)を行ったら準備完了です。

ペダルはLOOK  KEOペダルで、クリートは1セット同梱されていました。


グリップクリートタイプを選んだので、少しは耐久性があることに期待です。

さて、実走。

いつものコースを走るのが分かりやすいかと、蓬莱峡に行きました。

私は普段SPDペダルのMTBシューズか、speedplayのロードシューズを使っています。
この2つに共通するのは、「裏表がない」ということ。

ペダル位置の感覚さえ掴めば、裏だ表だとモタモタすることがないため、大変クリートキャッチが速い。

ハマーさんは踏み面の小さいペダルはダイレクトに踏めていない感じがあるとか、力のロスがあるとか、色々難しいことを言うのですが、何しろ私はロード始めて最初の1〜2年でSPDーSLを辞めたので、ペダル面がデカイことによる「踏めているのかいないのか」問題など、遠い記憶すぎて分かりません。

踏めてるなーと思ったことも、踏めてないなーと思ったことも、ない!
あるがままに、「こんなもんだろ」と思って自転車に乗っています。(雑)

しかし今回、たまたまASSIOMAがLOOKペダルだったことにより、10年目にして裏表のあるペダルに戻ることとなりました。新鮮だ〜。
かつ懐かしいよー。

ペダル自体はそこまで厚みはありません。

長年のSPD&speedplay使用歴により、「ペダルは上から踏んでいれるもの」という動作が染み付いているので、こういう「掬うようにつま先から引っ掛けてクリートを嵌める」という動作が…

できない!
なにこれ難しい。

流石にコケたりはしませんが、あまりにスムーズに嵌まらないので怖くなって、クリート固定強度は最弱に変更してもらいました(笑)

↑固定強度変えられます。

何でーなんでーちっともペダル入らない、どうかしてるよ、ほんと何なのこれ
絶対裏っ側になるやん、罠なの、こんなんノールックで入れられんわ、どうすんのー

多分この時、黙って走ってた……と思うのですが、内心不満と不安がマックスで盛大にグズっておりました。(←無意識に口からダダ漏れてたかもしれませんが)

坂に入って、みんながそれぞれのペースで踏み始めます。
私は、ぼーっと見送っていたものの…

「今日はこのペダルの使用感を確認するというミッションがあったわ」ということに後から気づき、少し遅れてスタート。
心持ち、頑張って登ることができました。

ずっとメーターを見ながら走りましたが、踏んだ時の表示速度や反応は十分速いと思います。
比較は、日頃使っているリアハブ型のpowertap しかありませんが、数値もほぼ大差なしです。

ペダル型は少し出力が低めに出ると聞いたことがありますが、それを考慮しても特に気になるほどの差はなかったと思います。
(そんなに毎日同じ坂登ってないので、ざっくり「別に違和感ないかな」ぐらいのものですが…)

また、私はSmithの「バロックギア」という楕円ギアをこよなく愛好しているのですが


このASSIOMAは、ペダル型パワーメーターで狂いがちな楕円ギアのトルク位置表示も対応しており、正しく計測してくれます。

体重とか、何かを測る機械を買った時って、「もしかしてこれまでのが間違ってて、もっといい結果が出てしまうのでは!?」と、「秘められてきた本当の私の発現キラキラを期待しちゃったりするのですが

この度は良くも悪くも変わりなしというか、ASSIOMAがハッピーメーター(←計測誤差が大きく、現実よりも都合いい結果を出しがちな計測機械のこと)でなくて喜ぶべきなんでしょうが、「まあ、現実よな」と思いながら坂を登ってまいりました。

この日は、自己ベストから3番目の記録になりました。
(この微妙さがまた現実) 


このペダルは良くピカピカしてます。
走ってる時もたまに光っています。
どういう塩梅なのか…。
多分なんか意味あるんだろうけどまだ調べていない(笑)
(どうやら、動きを検知した時に「ペダル電源オンです!」をお知らせしてくれているらしい…。なんかキラキラとにぎやかなペダルやなと思っていたw)

ともあれ、アシオマは十分立派に働いてくれるパワーメーターペダルでした。

アシオマさん、これからどうぞよろしくね。
200kmほどの実走と毎日1時間のローラーで、1週間連続使用中ですが、充電は全然切れていません。
取扱説明書には「3ヶ月に1回は充電してください」とありました。
3ヶ月ー?? そんなもつもんだろうか?? 
ホントかしら。

また気づいたことあれば報告します。