4月が来ると
さくらが満開のころに亡くなった
父のことを思い出します
寝たきりになって数年が過ぎて
発作がきて
父は病院に運ばれました
連絡を受けて
わたしも広島から松山に駆けつけました
集中治療室の前の廊下で
母がわたしの目を見ないで独り言のように言いました
「敬子、おとうさん、死ぬのかな・・」
おとうさんが死ぬ・・
そんな未来のシナリオは
わたしの中にもまだできていませんでした
ものごとを大げさに言ったり
弱音をはいたりすることのない母だったから
母のこの一言が
いつまでもわたしの胸の中に
悲しく残りました
わたしはICUに入って
父のからだに手を置いて
「おとうさん、おとうさん」と呼びかけました
その瞬間、
父の手の先がぴくんと上に上がりました
「先生、今、わたしが呼びかけたら
父の手が動きましたよ!」
わたしは医師にそううったえましたが、
「もう脳死状態ですので、 そんなことはありえません」
ときっぱり言われました
あのとき
父の手は本当に動いた・・
絶対に見間違いではなかった
わたしは今でもそう確信しています
父の手は本当に動いたのです
まるでわたしの頭をなでようとするかのように・・
それは父がわたしだけに見せてくれた
最後の愛の奇跡でした
いつも宇宙とともに
much much love
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