ニースに到着しました。
なんだかパリとは違って、空気が南国ですね。
空も青い!
駅前の高級ホテルです。わたしはここには勿論泊まりません。
おー、おじいさんがいい感じで駅ピアノで演奏しています。
私もいつか演奏してみたいものですが、段々自信がなくなってきています。
ニースに5泊6日するので、まずバスやトラムに乗れる回数券のカードを券売機で買わなくては。
しかし、メトロの切符の種類も分かりにくかったけど、ここでもカードの種類が多くてどれを選んだらいいかさっぱり分かりません。係員もいません。
本当にフランスの券売機は厄介です。
困っていると、先程電車で一緒だった中国系の大学生らしき男性がカードを買っていたので、お願いして私達のも買ってもらいました。大口開けて車内で寝てたそのお兄さんの寝顔を思い出して笑いそうになりましたが、綺麗な英語を話し、親切な人でした。
ありがとう。
(写真が斜めになっていますが、これは夫が写したものをもらったのです笑
駅の近くのビルです。 UNIQLOも入ってます)
旅行前の下調べで、トラムが出発する場所も停留所の名前も覚えていたので、迷うことなく下りることが出来ました。
しかし、上手くいったのはここまで!!
アパートメントの場所はGoogleマップで確認しておりましたが、現地に行くとさっぱり分かりません。
狭い路地にお土産物屋さんやブティック、ビストロ、カフェ、アイスクリーム屋さんなどがぎっしり並んでいます。三叉路も四つ角もいっぱい!
リュックを背負ってゴロゴロトランクを転がしながら、迷路のような路地を探し続けました。
日本のアパートとは全く外観が違います。
これなんですけど。↓
同じ道を何度もトランクをゴロゴロとひきながら歩いたような気がします。年寄りは一旦通った道でも覚えにくい......
このアパートを選んだ理由は、有名なサレア市場に近くて買い物にも便利なので、暮らしているような気分になることが出来る、と聞いたからです。
旅の雑誌に、ここは「迷路の様な路地」と書いてあるのを思い出しましたが、まさにここは迷路です。
ちょうど石段があったので、私がそこに座って休憩がてら二つのトランクの番をしていて、夫が1人で探しに行ったりもしました。
でも、分からへん、と言って戻ってきます。
1時間くらいさがして、もう永久に見つからないような気がした頃、
ようやくそれらしきドアが見つかりました。
1時間ですよ。クタクタ!
でも夫はここではない、と言うのです。
いや、絶対ここよ、ホラと写真を見せると
納得しました。
しかし、これでアパートに入れるわけではありません。まだもう一つミッションをクリアしなければなりません。
アパートの鍵を貰いに行かなくてはならないのです。
三日前に、メールが来て、
「アパートから3分のところにある別のアパートのドアをパスワードを入れて開け、そこにあるBoxをパスワードを入れて開け、中の鍵を取りなさい」と。
シンプルな地図と、パスワード二つと、鍵とアパートの写真が添付されていました...........
ミッションインポシブルかっ!!
うちの主人はトムクルーズではありません。
70才の爺さんです。
こんな迷路のような場所なんだから、顔を見せて鍵を渡し、アパートの使い方の説明でもしてくれたらいいのに。
私がアパートの前で二つのトランクの番をして、
夫が今度は、3分のところにあるはずのアパート探しです。
しかしこれまた見つからない!3分だからすぐ近くのはずなのに見つからない!
後から分かったのですが、地図が間違っていたのです。 まったく!!
アパートの隣りにアイスクリーム屋さんがあったので地図を見せると、丁度来ていたお客さんと一緒に見てくれました。
ああだこうだとフランス語で喋っていましたが、
結局そのお客さんが、夫と一緒に探しに行ってくれました。
それでも、なかなか見つからず、長いこと戻って来ませんでした。
だって地図が間違っているんですから。
ようやく鍵をゲットした夫が汗だくで戻ってきました。ようやく部屋に入れます。
探した時間1時間半!
しかし、不安げな様子の主人。
置いてあった鍵と、写真の鍵が全然違う、と言うのです。でも、それしかなかった、と。
「それしか無いのなら、もういいじゃない、
入ろう入ろう」と私。
結局、その鍵で正解だったのですが、
オーナーは、地図もいい加減だし、鍵も違うものを写していたのですよ。
ほんとにいい加減ですね。
鍵は二つあります。
建物に入る建物に入るための鍵と、部屋の鍵!
あれ、建物に入るドアの鍵穴がない!
おかしいな、と焦っていると、隣りのアイスクリーム屋のおじさん、身振りでそれはピッとタッチするんだよ、と教えてくれました。
なるほど、ありがとうございます!
メルシーボクー ムッシュー!
やはりお礼はフランス語が心が通じますよね。
この後、お礼に、日本のお菓子と、簡単なフランス語で書いたお礼のメッセージを書いて渡しました。
勿論スマホの翻訳アプリで調べました。
そして、アイスクリームも毎日食べることに......
暗い石の階段を上がるとようやく私達の部屋がありました!
部屋に入ると、思ったより広くて天井が高く、横長の部屋でした。
私の大好きな真っ白い漆喰の壁です。
ベッドも二つあります。
部屋の壁の絵も素敵。
キッチンもなかなか充実しているではありませんか。洗濯機があるのは大助かり!
(お花は後から買ったものです)
トイレは一番奥です。
チェックしてみよう!
ドアを開けると、開かない。
わーすごく重い!
いきなりドーーン、ドアが外れて倒れました。
側にソファがあったので完全には倒れなかったけれど。危なかったです。
なんだ、このドアは?
開かないし、閉まらないではないか。
すごく重いドアです。立て掛けておくしかありません。
一旦夫が修理しましたが、またすぐに壊れてしまいました。
オーナーに修理をしてほしいとの、メールをしました。とりあえず今日はトイレのドアは3分の2開けたままま使わねばなりません。
しかし、メールの返事は無し!
でも明くる日 観光から帰っても、修理はしてありません。
その明くる日も.....
その明くる日も.....
もう一度メールしました。
最終日にようやく修理が出来ていました。
スマホが壊れていたので、メールを見ることが出来なかったと、、、、、、
あー、本当にフランスっておしゃれなんだけど、いい加減なことが多いんですよね。
すぐ近くのサレヤ広場で買ってきた薔薇を飾りました。
これがやりたかった!
ビニール製の折り畳める花瓶を持って来たのです。
やはり、薔薇は噂どおりとても安かったです。
茎が真っ直ぐで太くて、花びらがしっかりして、このアパートを去る日まで、思い切り美しく咲いてくれました。
というか、最後の日は私を引き止めるように
一番美しく咲いてくれたのです。
今日もブログを覗いて下さり、ありがとうございました。