今回の旅の目的地は南仏なので、パリは中継地点に過ぎませんでした。

羽田→北京→パリに到着してからすぐ又南仏に向かうのは、私達高齢夫婦にとって厳しいので、一旦立ち寄ってゆっくり体を休むことにしたのです。

 

若い頃にパリを二度と訪れて、主な観光地は回っているので、今回は街を散歩する程度にしておこうとのプランでした。

でも、パリから1時間のジヴェルニーにあるモネの庭園は是非行ってみたくて、楽しみにしていました。

 

 モネの庭園 (以下全てモネの庭園)

 

モネの庭園は列車とバスで簡単に行けるのですが、

なにしろ土曜日の朝なので、列車の乗車券が高い!

フランスは、日本のように価格が一定していないのですよ。

とにかく安い旅を目指しているので、ツァーを申し込みました。ツァーだと入場料込みでバスで連れて行ってくれます。

 

 

 前日に、つまりパリ到着した日に、ツァーの集合場所を確認しに行きました。

これが大変でした!分かりにくい!

Googleマップ見ながらでも分かりにくい!

ま、でも確認しておいて良かった。

当日いきなりだと、遅刻して置いて行かれるところでした。

 

 

ツァーは楽と言えば楽なんですが、

時間制限があります。

こんな美しいところにたったの2時間しかおれないのですよ。

勿体ない。

 

 

 人がいないように見えますが、実は

大変な人でした.....

お年寄りの団体さんもいらっしゃいましたよ。

フランスでは今回日本人に会うことはあまりなかったですが、ここでは数人お会いしました。

 

 

あの有名な太鼓橋もぎっしり......

誰もいない太鼓橋を撮影するのは、不可能でした。

 

 

 

 予約した人や、ツァー参加の人は別の入り口から

すぐに入れます。フランスの人気の観光地は予約をした方が時間の無駄になりません。

 

 

まるで日本にいるようでした。



この小川が日本の田舎のようで、大好きです。


 

蛙の鳴き声も聞こえていましたよ。

 

 

 

 

薔薇のアーチは少し花の時期が過ぎていたので、遠くから撮影しました。

 

 

 

今盛りの薔薇もありました。

 

 

 

 この黄緑色の木、遠くからでも目立っていてとても美しかったです。

やはり写真より実物にはかないません。

近くで見るとこんな葉っぱです。

あまり日本ではお目にかかれませんね。

 

 

睡蓮の時期にはまだ早くて諦めていましたが、

よく見ると数個咲いていたので、満足しました。

 

これこそ、モネの描いた睡蓮ですね。

感動しました。

 

 

 

モネは、この庭を自分の一番の傑作だと

言っていたそうです。

絵よりもうんとエネルギーを注いでいたんですね。

だって庭は完成するまで何年もかかりますものね。

 

 

モネが亡くなってからもう100年経ちますが、

今の庭を観たら、この美しさに驚くでしょうね。

 

 

 

白い藤もきれいですね。

 

 

無風なので鏡のようなレフレクションが美しいですね。

 

 

これはモネの住まいだった家です。

今は美術館になっています。

敷地も住まいも広いこと。

 

 

  ↑

こちらは出口になります。

入り口は長蛇の列でした。

 

 

庭でゆっくりし過ぎた為、集合時間が迫ってしまい

ここは早足で通り過ぎただけです。

少々電車代が高くても、時間を気にする必要のない個人で行けば良かったと悔やまれます。

素敵な周りの村を散歩する時間もなかったのです。

 

 

このタイルがとっても素敵!

銅鍋をぶら下げるのもおしゃれですね。

 

 

 

 広いキッチンです。

モネは愛人である未亡人とその子供を同居させていたので、大所帯だったのでしょう。

奥さんが亡くなると、その人と結婚したんですね・・・・・



 

モネは浮世絵やジャポニズムにとても興味を持っていて、美術館には彼が所有していた浮世絵が沢山飾ってありました。

 



 

 

 

 

 

集合時間が迫り、走って走って駐車場に向かったのですが、加齢による方向音痴?で、なかなか見つからず。

しかも同じようなバスがズラリ。

ガイドさんも外で待ってくれるなんて事をしない。

ハラハラしましたが、走って走って、夫が見つけてくれたお陰でギリギリ12時に間に合いました。

私達がラストでした。

この旅行中、ずっとこんな危ない橋を渡っていました。

 

今日も拙ブログを覗いて下さり、ありがとうございました。