アヴィニヨンに着いた明くる日は、アルルの町に行きました。

いつも朝になると、さて今日はどんな失敗をやらかすのか、と不安になります。

はい、この日もやらかしてしまいました!


帰国してから改めて真面目な投稿を?一眼レフで撮影した写真と共にいたします。

今回もつまらない失敗話で申し訳ありません。



 (アルルの円形闘技場)


昨日、朝もたもたしていたら、出発時間まであと20分になってしまいました。

ホテルから駅まで7分!


(アルルのゴッホが入所していた療養所の庭

エスバス・ヴァン・ゴッホ)



いつも列車の切符をまともに買えたことがなく、誰かに聞いて買う始末なんですよ。

若い人に聞くと、さすがササッとやってくれます。

若い人は英語もできる人が多いです、


フランスの自動販売機って、何だかややこしくて

いつも誰かが困っているんです。

おまけに壊れている場合もよくあります。

フランス語だけの自販機が多いです。

たまに英語を選択できるのもあるんですけど、

殆どがフランス語のみ。



アルルの大聖堂


話ちょっとそれますが、

小さな駅だと自販機が壊れていることがよくあります。本当にしょっちゅうあるんです。

フランスでは改札口がなくて、そのまま列車に乗り、列車内で車掌さんがチェックしにるんですよ。その時切符を持っていなければ高額な罰金を取られるんです。

でも自動販売機が壊れていたら、どうしようもないですよね。証拠に、その自動販売機の「只今故障中」の画面をスマホで撮影しておくんです。

私もカーニュシュルメールの駅で、自販機が故障してたので、撮影しました。その時は結構大勢の人がいて皆さん撮影していました。

証拠が沢山あるわけなので、安心、

結局、カーニュシュルメールの駅からニースまで車窓は検札に来ませんでした。大勢の乗客が

無賃乗車したことになります。

降りる時も素通りですから。

この話はよく聞きます。



(ゴッホが入院していた療養所の庭)


話は戻ります。早足で駅まで行き、

夫が自販機でアルルまでの往復きっぷを購入....

勿論フランス語です。

あれ今日はうまく買えそう...、クレカを入れてと.....あれ反応が遅い、

もう一度最初から挑戦。

おー今度は上手くいきました。切符が二枚出てきました、

ホームへ急ぐ。

電光掲示板にホームの番号はあるけど、そのホームがどこか分かりにくい。

若い女性に

アルル行きはこのホームでいいですか、と聞くと

「???ア?」

どうやら日本人のアルルの発音が分からないようです。

「ア、ル、ル、」なんてハッキリ夫は言い直していましたが、それじゃ余計にわからない。

切符にあるアルルのスペルを示すと、

スマホでササっと調べてくれて、

イエス、と答えてくれました。

若い人は頼りになります。

そう言えば、Aruleの発音は、日本人にはとても難しい、と聞いた事があります。


で、列車に無事乗れました。

あー、良かった、とホッとしたところに検札員がやってきて、まず夫の切符を拝見。

そして私も切符を渡すと

検札員の女性、

アレ?、と言うよう表情をするのです。

え?何?何?


どうやら、同じ切符を2枚買ってしまったようです。つまり往復切符二人分を2枚!

ひゃー!

どうやら券売機の反応が遅いので、もう一度最初からやりなおしたのがいけなかったようで、既に買えていたのですね。この失敗も聞いた事があります。



「払い戻し出来ますか」と聞きましたが、

英語があまりわからない方のようなので、

アルルに着いてから、駅員に聞いてみることにしました。

バスと違って列車は高いんです.

払い戻しが出来なければ6400円の損になります。


あれだけ自炊をして節約しているのに、こんな失敗をするなんて、二人ともショックで、目的地のアルルの駅に既に列車が着いているのに気が付かなくて.....

 あれ、ここどこの駅?

あっ、アルルだ、とドタバタと慌てて降りる始末。

危なかった!

フランスは到着した駅の名前を連呼してくれませんからね。

夫は絶対に払い戻ししてもらうんだ、と言っていますが、窓口で言ってみようにも日曜日だからか

窓口が開いていない。30分待っても開きません。

ホームにも駅員は誰一人おりません。

そんなに小さな駅でもないのにのんびりした駅です。

で、売店の人に、駅員さんはいったいどこにいるんですか、と訊ねると、ホームを出て3番目のドアの部屋にいますよ。

で、その部屋をノックすると、

駅員さん二人出てきました。

切符を見せて事情を話すと、オー、と驚いた様子でしたが、「払い戻しはできません」とおっしゃいました。

私は仕方ないから諦めよう、と言いましたが、

夫は「いいや、帰りに切符を買ったアヴィニヨン駅でもう一度聞いてみる」としぶとい。

夫の気持ちも分かります。6400円は私達にとっては大きい金額です。



(ゴッホが入院していた療養所の庭)


そして、アルルでの観光を終えてアヴィニヨンに戻ってきました。

私はもう諦めていたのでその事はすっかり忘れていましたが、夫は

「ちょっと訊いてくる」と駅員さんに談判。

体格の良い駅員さん、

払い戻し出来ません、と一言。


ま、カーニュシュルメールからニースまで無賃乗車してるし(確信犯ではない)諦めよう、もう忘れようと夫を慰めました。



ホテル周辺の夜です。

明日は何事も起きませんように!

今日も拙ブログを読んで頂き、ありがとうございます。