12月5日から2泊3日の滋賀への旅。
「紅葉や桜の時期に京都に行ってみたいけど、あの混雑が嫌」
と、おっしゃる方は、
すぐ隣の滋賀へいらしてみてはいかがでしょうか。
なかでもお勧めしたいのが、
坂本伝統的建造物群保存地区の大津市坂本です。
門前町としておおいに栄えてきたところです。
なかでも、国指定名勝庭園 旧竹林院は見応えがありますよ。
私が先日行ったのは、12月でしたから、もう紅葉は散って、いわゆる「散り紅葉」でしたが、
紅い傘が華やかさを出していますね。
部屋に置いた机に庭のリフレクションが映って面白い写真が撮れました。
ところで、
ここ何年か、京都の瑠璃光院の机のリフレクションが大人気で、
紅葉シーズンは、ネット予約しなければならないほどです。
しかも取りにくい!
その人気の理由は、写経机に映る「リフレクション」です。
瑠璃光院は、庭園は狭いのですが、机に映る美しい紅葉のリフレクションというアイディァで、拝観者を大勢呼び込むことに成功したのです。
拝観料も値上げして2000円 !
私はまだネット予約が無い時に並びましたが、なんと3時間待ちでした。
ただ机を置いて、そこに映るリフレクションが美しい、というだけなのに・・・・
それを真似て机を置くお寺や施設が出てきました。
旧竹林院は入園料は330円ですよ!
旧竹林院の母屋の一階
広い !
撮影用の机は、右の廊下側の奥の部屋です。
紅葉が満開の時は、もっときれいだったでしょうね。
シーンとしているので、
誰もいない、と思っていたら、
ポツンと一人女性が座っておられました。
小さい声で「こんにちは」と挨拶すると、小さく返事を返して、その方は、2階に上がられました。
きっと撮影する為の机を場所を
譲って下さったのでしょう。
ゆっくり撮影できました。
あの瑠璃光院の、
「お一人様3分で交代してくださーーい」という若いお坊さんの声も聞こえません。
旧竹林院は、何故竹林院と呼ぶのか分かりません。
昔、竹林があったのでしょうか。
庭を散歩しても、竹は一本も見当たりませんでした。
先程の母屋の部屋を庭から写してみました。
散り紅葉がきれいです。
ご丁寧に2階にも
リフレクション用の机が置いてありました。
誰もいません。
暫くすると、私の後から、三人の70才代位の男女の方がお見えになって、立ったまま撮影しておられます。
おそらくリフレクションが見えるのをご存じないようなので、
撮影の仕方を教えて差し上げました。
「わあ、すごく綺麗!」
「教えて下さってありがとうございます」と、喜ばれましたよ。
皆さん、リフレクションは
カメラを机の上に置いて撮影するのですよ。
瑠璃光院より、広くて美しくて
静かで、安い (しつこく330円)
庭園内には二棟の茶室とあずまやがあります。
正式名は
「元里坊 旧竹林院 」
です。
里坊は、延暦寺の僧侶の隠居所だそうです。
比叡山の延暦寺で修行していた僧侶が引退して余生を送った屋敷なんですね。
普通の住宅の様に庭園が造られたのですね。
50数か所の里坊が残されているそうです。
庭は3300㎡もあり、
茶室や、あずまやがあります。
手入れの行き届いた苔庭
風情があります。
大津市坂本は、桜の木が沢山植えてありましたから、春は美しいでしょうね。
また行きたいところが増えました !
今回は、時間がなくて旧竹林院しかいけませんでした。
今度は、比叡山延暦寺とあわせて、訪れてみたいと思います。
今日もブログを覗いて下さってありがとうございました。