とうとう梅雨入りしましたね。
この時期 髪がまとまらないと皆さんお悩みかと思います。
なぜこの時期に髪が広がったりうねったりしてまとまらないかというと
空気中の水分を髪が吸収して 乾燥ワカメのように広がるからです。
特に カラーやパーマで傷んだ髪は たんぱく質が減って
顕微鏡で髪の断面を見ると、スポンジのように穴だらけなんです。
カラーやパーマをすると 一度に約 20%のたんぱく質を失うと言われています。
繰り返し薬剤を使っている毛先は更に気泡だらけなので
そこに空気中の水分が吸収されて 髪がうねるのです。
対処法はまず シャンプー後にトリートメントをしっかり付ける事。
皆さん「トリートメントはいつもしてます」とおっしゃいますが
パサパサ ボワボワな方が多いのは トリートメントの量が少ないことが考えられます。
シャンプーとトリートメントの使用料は同じでなくてはならないことは無いのです。
ちなみに私はクセ毛で量が多く長さは鎖骨より5センチ下位の長さで
トリートメントの使用量は約30グラム。
当店定番トリートメント アピセラ・リバイタライザーで例えると10プッシュほど。(写真)
それを 髪の中間~毛先に揉み混み3~5分 おいて流します。
ここでポイント①
すすぎは7~8秒以内で終わらせる。
すすぎ過ぎないで下さい。少し ヌルッと残っていて良いのです。
その後 タオルドライでタオルに吸われますから。
リンスと違って髪の内部に浸透し補修してくれますので頭皮にはあまり付けないこと。
頭皮付近は地肌からの脂も出ますから、必要ありません。
頭皮に付いたトリートメントをすすぎ残すと逆にフケやかゆみの原因になります。
ポイント②
トリートメントの流しはぬるま湯で。
熱いお湯は髪の表面のキューティクルを開きます。
せっかく時間を置いて浸透させた栄養分を流出させてしまいます。
試しに水に近い温度で流してみてください。(冬はやらないでね風邪引くから)
髪がとてもしっとりするはずです。
因みに 美容室でもカラーやパーマ後のお流しは少しぬるめのお湯ですよ。
髪は濡れている時はみんな納まりが良いのです。
乾いている時の状態がまとまらないのはトリートメントの量が足りないと思って下さい。
そしてお客さまから、よく質問されるのは
「シャンプーとトリートメントは同じメーカーじゃないとダメですか?」です。
そんな事はありません。
8トーン以上のカラーを繰り返している毛先には たんぱく質と油分がリッチな
濃厚タイプが良いですし
たまにパーマをけるだけとか カットしかしていない 又はショートの方などは
お好みの仕上がりのものを選んで頂いて大丈夫です。
髪に合ったトリートメントを 正しく使用すると
空気中の湿気や冬の乾燥にあまり影響されなくなります。
そして髪のコンディションが保たれると カラーやパーマの持ちにも差が出ます。
髪は自分で補修出来ません。外から与えないと美しさは保てません。
パーマやカラーを繰り返し楽しんで頂くには、ダメージを最小限に抑える事です。
月に一度 サロンでトリートメントするより毎日のケアが美髪を作ります。
どうかトリートメントはケチらずに使ってみてください。
明らかに変化を実感することを約束します。
それでも変わらない時は 髪に合った商品をご紹介いたします。