悲愁のスラブ舞曲 | 美しき歳時記

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ドヴォルザーク 「スラヴ舞曲 ホ短調op.72-2  五嶋みどり

 

 

 

スラヴィア銀行

 

 

 

ミュシャの作品の中で 花・星・宝石とともに描かれた妖精は神秘的な美のシンボル

彼は、6歳から青年期まで聖歌隊員で大聖堂のステンドグラスやミサの神秘劇に

影響を受けておりました。芸術を通して思想を伝えようとする努力も教会のとの

関係性からです。

 

そして、音楽をこよなく愛しておりました。音楽は、彼のインスピレーションでした。

彼のサロンにうオルガンがあります。以前の記事にありますが、それで即興的に

変奏曲や前奏曲を弾いていたようです。

 

 

ヒヤシンス姫

 

「芸術のための芸術が真の芸術であるなら、私は芸術家でありたいと思わない。

私はむしろ人々の為に描く職人でありたい。それが、芸術の使命なのだ。

ファッションのように変遷する現代芸術という考えは芸術に対する侮辱であり、

芸術は、人類の進歩と同様常に永遠性がなければならない。何故なら、

人類の進むべき道を照らすということが芸術の役割であるからだ。」

 

 

                         百合の聖母

 

     ミュシャは、やはり東洋の美術にも影響を受けております。彼のサロンを先に

     紹介しましたが、非常にエキゾチックですね。驚きべき事実ですが

     どうも日本とフランスの感性が通ずるものがある。そのルーツは何かと

     思うのです。彼らは、禅、能、柔道などにも親しみます。東洋美術における

     それは、西洋人にはない日本の目に見えない世界「侘び・寂び」なのかもしれません。

     それが、スラヴ叙事詩にも影響を与えているのかも知れません。

 

     日本美術なしには、アール・ヌーボーは語れないとさえいえるそうです。

     それは、浮世絵などの曲線からでしょう。

 

     日本とチェコを結ぶこの展覧会、あらためて「平和」の象徴ともなるのでは

     ないのでしょうか?

 

     

     以前、私が演奏した動画にミュシャを自然に使用した理由がわかります。

     作品に音楽が流れていたからなんです。

 

     音楽を聴いたり弾いてる人の言葉や行動には「音楽が流れています。」

 

     音楽とは、波動。目に見えないものを振動を私は知らず知らず

     感じるまで感性を高めてきたのではないかと確認さえしてしまう

     ミュシャとの出会いでした。

 

                        

 

                             美しき歳時記バラ虹