作業を組み立てる。
一人でやる作業と複数でやる作業は全然違うと思う。
また使える道具の数によっても違う。
多ければ良いという訳ではないが、多ければ選択肢が増えます。
ここで問題なのが人数が多いと、だだ無駄作業が多くなる事もあるという事。
自分は援農は効率が悪いのでお願いする事は、まず無いですが逆に言えば自分が沢山の人数を使い切れないという事。
ただ現場をわかっている人なら話は別。共闘が出来ます。
先日の稲刈はすごく作業効率がよかった様に思います。
畑自体やり慣れている方が管理しているので、どういう流れが一番効率がいいのかわかっているので、刈り取った稲をどこのはさ掛けしたらいいかをよくわかっています。
道具はクローラの運搬車2台と一輪車。バインダーは一台。
恐らく専門性が一番高い台を作る作業をベテランの地主さんが作り、その他の作業を素人同然の自分たちが行う図式。
刈り取り、運び、はさ掛け、終了って感じで作業を終わらせる訳ですが一枚の畑だけではありません。数枚の畑を効率よく回す訳でございます。
そこで自分、少し考えました。
多分、普通だとクローラ2台+一輪車1台の運搬車で三人を使い、それぞれが勝手に運搬し、はさ掛けをしていくかと思われますが、これだとすごくダダ無駄作業になってしまいます。
畑を一周するような形で刈り取りを行うので、クローラ運搬車を2台待機させてバインダーの刈り取りする人の横に一輪車で一人つかせ、刈り取った稲を回収。一周するごとにクローラ運搬車へ移動。
クローラ運搬車に稲が満載になったら二人で台の所まで運搬車を移動してはさ掛けを二人で行います。その間に向こうに置いてあるクローラ運搬車に稲を貯め、カラになった運搬車と交代。満載になった運搬車は再度はさ掛け台の所へ移動してはさ掛けを行う。
うーん、仕事はドンドン終わっていきます。
多分、一番しんどいのは稲を回収する人。腰を屈めて稲を沢山回収しなくてはいけません。
同時に一つの事をみんなで同時にやるより、やる仕事を分けて分担し、その仕事の専門性を高めた方が結果早い事はわかっています。
ある程度、作業時間がそろった場合に取れる作戦ですが、バインダーをもう一台増やして作業をすると格段に速くなる分、各セクションがガンガン動かないと作業がフローしてしまうので、おそらくバインダー1台がなんだかんだ、やりやすいとか。
速く終わらせても、後が続かないのでは意味がないですもんね。
いやーなんか気持ちがいい仕事でした。
段取り八分とは本当によく言ったものだと思います。
援農も初めに段取りがあれば、こんな感じにいくのかな?
正直、援農の方が遅くね?って思うのは自分がまだまだだからでしょうかね?
がしかし流れをわかっている人たちが組むと作業がはかどって楽しいです。
美学があるお仕事でした。