1月の2日と3日、その筋のSNS上にひとつのフレーズが飛び交いました。
「ハロコンが帰って来た」
ハロー!プロジェクトコンサート、略してハロコン。
冬と夏に開催されるハロプロの全グループが集結するお祭りライブです。
総勢66名を3グループずつABの2チームに分けての公演。
前回は2グループずつの3チーム編成で開催されましたが、人数が少ない分お祭り感が足りなかった。
それが3グループになったことで戦力倍増。
ステージセットもしっかり高低差があって。
そして界隈を沸騰させたのが「ひな壇復活」。
ひな壇、パフォーマンスしていないメンバーたちがステージ両サイドに座って応援している席のこと。
本来はパフォーマンスしているメンバーを観るのが筋なんですが、このひな壇でのメンバーの動きが面白いのでいつからかハロコン名物となりました。
ひな壇を面白くしたのはメロン記念日の村田めぐみさんや大谷雅恵さんあたりが始まりだったような気がする。
コロナ禍でのハロコンもどきでは密を避けるため廃止されていたひな壇が帰って来た。
メンバーの中にはひな壇のあるライブは初めてという人も。
もうすぐ卒業を迎える植村あかりさんと佐々木莉佳子さんにとっては最後のハロコンがハロコンらしいものになったのはよかったな。
会場は立川ステージガーデン。
事前情報だと客席からの見え方についての酷評が多かった。
このホールの特徴は傾斜のほとんどない1階とステージに垂直に作られた2階3階のサイド席。
今回の自分の席はファミリー席で、2階のLとRの1列目とCの2列目と7列目。
前の席に巨大な人が来なかったこともあり、特段見えないということはありませんでした。
ただ、ステージ自体の高さが低いので、前の席の人次第ではステージ中央はほぼ見えないという自体もあり得ます。
もう少し列の段差があったらよかったのに。
サイド席は首が痛くなる云々の感想が散見されましたが、そこまでではない。
この会場、2020年に出来た新しいところですが、思うに「利用者目線」での設計というよりは設計者の「デザイン優先」で建てられたのではなかろうか。
と思わせたのは、Cエリアの座席番号が座面の裏側にあったから。
座る前は上がっているので見えはしますが、身を屈めないと確認出来ない場所にある。
最初から座面が下りているサイド席1列目では背もたれに付けてあったんですけどね。
1階はどうだったんだろう。
退出時の移動が割とスムーズなところはよかったのに。
このホールはオールスタンディングでの使用も想定されているそうなので、そのあたりにも原因がありそう。
まあ、前の人ガチャで見えたり見えなかったりは中野サンプラザでもよくある話ではありましたので、それを理由に参戦回避という選択はないかな。
ただ、立川は遠い。
今回初めて立川に行きましたが、よく調べす東京駅から快速に乗ったら1時間ほどかかった。
中野サンプラザは新宿のとなりなので宿を新宿にして昼公演が終わったらチェックインして夜は終演後飲みに出られたんだけどね。
まあ、立川駅からはそんなに遠くないのが救いです。
今回は夜公演観て新幹線の終電に間に合うのか分からなかったので夜は回避でしたが、20時終演ならなんとか間に合うようです。
この先、当分はここを使うんだろうか。
そうなら立川でバーを探して立川泊まりになるのかな。
元旦、能登半島地震がありました。
ハロコン初日は2日。
そこには石川県出身のOCHA NORMAの中山夏月姫(なつめ)さんの姿がありました。
その日は帰省していて富山との県境あたりで地震に遭ったとのこと。
数分前までいたショッピングモールの天井が落ちたとか。
なんとか自宅まで帰った夏月姫さん、知人には家や仕事場を失った方々もいたそうですが、自身はステージに立つことを選択しました。
「私の実家は大きな被害はなかったんですけど、実家が震源地から近いので怖かった。能登半島の知人は家が倒壊や全焼しました。私にできることは笑顔を届けることで、今日ステージに立つことを選択しました。」
と涙ながらも気丈に挨拶していました。
聞くメンバーも涙、客席も涙とともに盛大な拍手を。
彼女にとって今出来る最大の支援はステージに立つこと。
それを決意した夏月姫さんには敬意しかない。
いつか能登でOCHA NORMAのライブが出来たらいいね。