羽生選手は、
音楽は演奏しない人のはずだけれど
記譜さえみえてくる滑りをするので
おどろいた。
他の選手とは全然違う。
クラシックの音楽家みたいに滑っている。
いつもだけれど 今回は
いつもよりもっと楽譜どおりに滑っている。
楽譜通りにっていうか、清塚さんが弾いているとおりを
清塚さんよりほんの少し早く表現していくから
指揮者みたいにも見える。
音に合わせる表現をする選手も
ふつうは伴奏に合わせて歌うごとく
音よりほんの少し遅れて表現する。
どちらも
実際はオンタイムのように見える程度なんだけれど
確実に違うと思う。
滑りおわったあととか
芝居がかってみえるかもしれないけれど
あれが実は彼のナチュラル。異次元にいる。
こんなことはめったに思わないけれど
同じ時代で拝見できてよかったと思う。
50年後に伝説になってそう。