いつものカフェで
確かにファミリーやカップルで
ざわざわしていたのに
一瞬（ではないと思う）うたたねして
はっと目覚めたらだれもいなかった。
BGM切ってくれた？
歌はなぜかカフェで詠む。
家は快適なのだが
快適すぎると歌は生まれないものだ。
過去にこだわったり先のことを考えすぎたりしても
その時間がないよりあったほうがいいし
哀しみも憂鬱も退屈さえも
少し心に停滞してくれてたほうが
歌はうまれる。
そのネガティヴの停滞を
味わいながら歌に変えていくので
べろべろに苦しいときもあるけれど
たいていは最後にしゃきーんとする。
最近の世界では
音楽の歌のほうはあまりできなくなってしまったので
今日の合唱祭もリモート動画参加。（これはこれで大変
だった。また合唱版にて書こう。）
言語の表現のほうによっているけれど
いつか音楽もまた流れ出すだろう。
そのいつかを待てない理由ができたときは
言葉を磨いていけばいいと思っている。
ペンをもったまま
うたたねしている
おばさんをカフェの人は
何人だと思っているだろう。
目覚めたら
レモンティーの底が「ほぼほぼレモン」になってて
すっぱくて
そして
それさえもまた歌になってゆく。