子どもの頃から高校生まで休日
よく故郷の図書館に行っていた。
裏の書庫に入ることもできて
ほこりっぽい紙のにおいもすきだった。
大人になったら本は文庫なら
月に何冊も買うことができるようになって
すっかり図書館からは遠のいていたが
このたび、電子書籍が借りられるようになると知って
図書館にそのためのパスワードの申し込みにでかけた。
近くの図書館にいくのは、初めてだ。
仕事をできるだけはやく終わらせ、
閉館ぎりぎり、おわりの音楽が流れる図書館に
とびこむ。
はじめてくるのになぜか懐かしい。
古い図書館で
蛍光灯も本棚も天井もなんだか昭和っぽかったからか。
古くても
独特の「きちんと感」が図書館にはある。
紙だからこそよかった本が
電子になってどんな感じがするかも
ポジティブに楽しみにしていよう。