「ピグライフ」「ピグ」というPCネット上の世界が
今日の10時で終焉を迎えるという。
ネット内の世界だけれど
一番最初と比べるとずいぶん広がって
「どこかにちゃんと存在している」感じで
それは不思議な感覚だった。
自分の生身が存在している世界だけが
ホンモノなのではなく
手の届かないところ
見えないところもホンモノの世界らしい。
PC上の世界が消えてなくなることが妙に寂しくて
世界の終わりをどのように迎えようなどと
考えてしまうからである。この寂しさやどきどきが
ホンモノであるからである。
そしてきっと明日からは
その世界がなくても別段普通に生活していくはずだ。
ホンモノだけど消えてもいいもの。
桜のベンチでこの世界の終わりを迎えようと思っている。