読んだ本の中に出てくることの
まねをしたくなるけれど
それはたいてい小川洋子さんの本の中にある。
一つの缶のポタージュスープをふたりで分けて飲むとか
高級なチョコレートをお庭でひとつぶだけ食べるとか
どうしてもやってみたくて
でもなかなかちょうど良いものがないのだ。
百貨店に行っても
大きさとか色とか缶の感じとか
イメージと違っては意味がない。
チョコレートに関しても
仰々しいハロウィンの包み紙などもってのほかだし
チョコの中に何かばしゃばしゃどろどろと入っていてもいけない。
とりあえずイメージは違うが
一番高かったのでゴディバのチョコレートを買ってきてみた。
でも
よく考えたらうちにはバラのさくお庭がない。
意味がなかった…と台所でチョコレートを口に放り込んで
また少し自分に愛想がつきたりする。
というばかばかしいような休日が週に一日保障されているなら
頑張って仕事をしてもよいと思えるホリディ。