心をいっぱいにしたいから
何か自分のために
買おうとするのですが
お店を一時間歩いても
心からほしい物なんか
見つからないのです
それでも
白地に大粒の赤いドットの
キャニスターや
木のバターナイフ
ミックスベリーの香りのする
音符をくりぬいた木片
手回しのオルゴールを
父と子が耳を傾けて
回している風景
その音がLET IT BEだったりして
歩くだけで
お店には癒されました
風船を配る時間が終わると
子ども連れの家族は急にいなくなり
一番小さい硝子のコップをひとつ買って
帰りの車から見える夕空のグラデーションを
早速注いでみれば
今日のこころは満たされてゆきます