「これから
あったかくなるんだっけ
寒くなるんだけっけ
と一瞬わからなくなるときが
ないか」ときくと
みんな「ない」という。
相方にいたってはもう爆笑で
「あほか~!!あるわけないし!」と。
わたしはときどき感じる。
一瞬だけど
夏に向かうのか
冬に向かうのかを
忘れるっていう感覚を。
いまでいうと
夏に向かうはずなのに
もうすぐ冬だったっけと
一瞬思うのだ。
たいていは
空に雲と青空がうまく調和して
風が強いのに静かな日に起こる。
もちろん本当にわすれてるわけじゃないので
「どっちだっけ」というせりふをいうくらいの
長さは当然なくて
「ん?」よりも短い時間だ。
そしてその夏に向かうか冬に向かうか
忘れたの感じは、時間の束縛から解放されるような
あらゆる規則から解き放たれるような
何にもしらないところへいくような
感覚なんだけれど
…一瞬すぎて説明つかんなあ。
とにかく解放、は当たってる。
あとはよく説明できない。
その一瞬の感覚を一時停止して
スローで再生してみたいけれどかなわず
次の瞬間には
「夏に決まってるじゃん」と自分を笑うことに
なるのだけれど。
あとで詩にかいてみよう。
そしたら逆輸入的に
その感覚を説明できそうだ。
ひょっとして心理学かなんかで
もう解明されてるかもしれないぞ。
調べてみよう。解明されてたら
わたしの勝ちだ~。
いや負けか?
どうでもいいか。
まあとにかく本日は
朝、それを感じたのである。
5月も終わる。