最近昔聴いていた曲を
少しずつ車に持ち込んで
聴いている。
今日は中島みゆきの
「二隻の舟(アコースティック
の方)」をセレクトした。
朝の空は
自分の上は暗くて
雨まで降っているのに
西の方が明るくて
青空がみえている。
その奇妙なバランス、
むしろ自然なコントラストが
流れている曲の冒頭の
転調にぴったりだった。
むやみな転調やおきまりの
サビの転調はよくあるが
最初のメロディーでの
まったくひっかりのない
自然な調性の変化は
なかなかの仕事であると思う。
みるみるうちに空は変化していき
明るい部分が増してきた。
自分が今から行く方向が
明るくなっていることにちょっと
心救われながら、
「二隻の舟」には
ちょっと入り込んでしまった。
この曲を聴いていたのは
もう15年も前だけれど
そのときとはまったく違う
自分がまったく違う気持ちで
聴くのだから面白い。
今日は流れ星をみようと
空の雲が切れるのを待っている。
月がしずまないと
名古屋の空では明るすぎるかなあ。