宮部みゆきの作品を読んでいて
ファミレスで時が流れた。
同じようなミステリ作家の中でも
何段も高い位置にいると
思っている。
人気作家でも
女性の神経や
ある特定の職業の人の神経に
障るような書きぶりをすることがあり
思いやりがなさすぎるなあと
思うことがある。
その点彼女の作品はそのミステリの中で
確かにつらい犯罪を扱っているときも
あるが、自然と「芸術」としてとらえさせてくれ、
神経に障ってこない。
今日は
「軽い表現の中にも大事な意味を示唆して
伝えてくれる人物」がとうじょうするところで
共感した。
そんな人と一緒に何かを創り上げていきたい
ものである。
また、そんな自分になれたら
その意味を読みとってくれる人と
何かをなしとげる経験がしたいと思った。
そんな細かい本編と関係ないところまで
しばし顔をあげて考える時間を与えるのが
彼女の作品の多くである。