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メディのイギリス暮らし

イギリスの北ヨークシャーにあるハロゲートという小さな町での暮らし

めっちゃめちゃ久しぶりなブログ。

すごくブログを書くのに遠のいてました。

理由はまたそのうちに書こうと思うけれど、とりあえず新鮮な話題から。

 

ハナはイギリスの学校ではYear11。日本で言うと中高一貫みたいな教育制度のイギリスなんだけれど、この学年末(来年の6月)にとってもとっても大事な試験があります。

GCSEっていう試験なんだけれど、日本で言うとちょうど義務教育が終わる中学校って言う感じではあるかな?

これをパスしてないと就職(もしすぐにする場合)とかも難しいし、今後の進路にもとっても重要になるのでみんな必死で勉強します。

 

その話はまた今度にするけど(この話もまた今度なんかーい!って突っ込まれそう。笑)、昨日はこのGCSEが終わってからの進路であるSixth Formのオープンデイがありました。Sixth Formとは大学へ行く前の2年制の学年制度。

大学生進学を考えてない子はこの他にカレッジ(専門職業にもっと近い勉強ができる)やアプレンティスとして会社に直接入ってお給料もらいながら勉強する制度があったりします。


オープンデーの事は以前イギリスの事を執筆して記事を提供したことがあったので、こちらを参考にしてみてください。

 

 

(もう5年も前なんだったんだなー、ハナがこの学校にって決めたのって。)

 

基本的には同じ学校でSixth Formがあったりするので、その場合は持ち上がり進級みたいな形にもなったりします。

でも中にはない私立の学校もあったりするし、Sixth Formから他の学校に変えるのも可能でもあります。教科によってとくに力を入れていたりする学校もあったりするし。例えば、音楽系やアート系とか。

今回行った学校はハナが通っている学校のすぐ側の学校です。ハナが通ってる学校はチャーチオブイングランドの宗教(キリスト教)の学校なんだけれど、もう一つの学校はカトリックの学校。両方ともキリスト教の教えだけど、宗派が違う。

でも、Sixth formになるとこの学校が二つ統一するんです。

科目によってお互いの学校の施設を行き来するシステム。だからもしかしたらハナが選択する科目でこっちの学校に来ることになるかもしれないからっていう事で学校見学をすることにしました。

 

コロナ禍の時はオープンデイはなくてバーチャルオープンデイでオンラインだったみたいです。今のイギリスではご存知の通りもうコロナはあっても無いようなものなので、普通に今年は開かれていました。

 

小学校の時のようにもう親が学校へ行くことがほぼないので(夕方暗くなってきたらクラブ活動後に迎えに行くくらいかな?)、学校へ行くのが久しぶり。

沢山の人が同じ時間に来ないように2部に別れてホールで先生と在校生の説明を聞いてから、各科目の教室へ行って実際に教科の先生と話すことができます。

 

ダンは勝手に自分達で教室へ行けばいいじゃんって説明会が終わってから言ってたけど、在校生がボランティアでいっぱい来てて、一緒に校舎を周ってくれることも可能だったので、せっかくだからと現役の女子生徒に案内してもらう事にしました。

これが大正解!!知らない校舎でどの科目がどこの教室でか全然わからなかった。その子について行ってて、どこを歩いてるのか全く分からなかったしー。(笑)

あと、ピンポイントでこの科目とこの科目って伝えていたのでどう周ったら効率がいいかって考慮してくれて、本当に助かりました。やっぱりわからなかったり、知らなかったら聞くのが一番!!これはおばちゃん根性でもあります。(笑)


周ってる時も直接質問できました。2つの学校を行き来する事になるけど時間割はどうなるの?とか。

ハナも自分の選択しようって思ってた科目以外にも興味あるものがあって、たまたまその子が選択していた科目でもあったので、すごく詳しく教えてくれたみたい。

 

Aレベルは3科目を受けることになります。今、ハナが勉強しているGCSEは10科目なんだけれど、ここから3科目に絞るのに今、なかなか選べなくて。

すごーい頭のいい子は4科目選択するのも可能らしい。

特にオックス・ブリッジ(オックスフォードやケンブリッジなどの大学を考えてる子とかだって)

でも、絞れなくて4科目にしておいて、途中から一つの科目を落として、3科目にすることも可能らしい。

それなら、最初は4科目選んでて途中でどっちがいいかと絞って3科目にすれば?って私の考え。

ダンは最初からちゃんと3科目に選択しておくべき。

ハナはどっちかというと私みたいな考え寄りでした。今現在では選べないから。

 

たまたま、コーヒー飲みながら休憩してた時にキャリアアドバイザーの方がテーブルを周ってて、私たちのテーブルに来て今日はどうだった?みたいなカジュアルな会話からしてくれたので、そのことを聞いてみました。

 

そしたら、4科目を最初からするのは本当に大変。よっぽどどうしてもその教科を勉強したいならいいけれど、大学に行くのは3科目だけでいいわけだから、最初から3科目に絞って4科目目の時間はもっと学校のアクティビティーやバイトとかをやって学問以外にもやった方が絶対にいいわよって。同じレベルの勉強ができる子が大学では集まるわけだから、大学側からにしたら、それ以外に何かをやってたっていう子の方が断然に印象はいいわよって。

いわゆる、イギリスのCV(日本でいう履歴書なんだけれど、イギリスでは定型なものはなくて、個人で自由に書けます。これでどう自分を会社に売り込むかが重要で書き方によって印象がだいぶ変わるし、会社側も学校と会社の経歴だけを書いてるだけじゃつまらなくて面接すら通りません。それ以外で自分が売り込めるものを書くのがイギリス式なんです)はすでにこういうところから始まってるんだなぁーって思いました。

 

まだ、ハナの中では3科目には絞れてないんだけど(しかも、この見学でまた1科目気になる科目が増えて5科目考えてるようです)、色々考えてから来年の3月までには申し込みを完了しなければいけません。

 


 

親の気持ちとしては、もうハナがそういう選択(人生で大事な)をしなければいけない年齢になったんだーって思うし、ハナの選択を尊重してあげたいってとも思う。

でも、本当に本人にとってその科目は適切なんだろうか?って心配になるし、大丈夫?とも思う。それに選択科目で将来の道が絞られたりするから、じゃあ大学の学科や科目とかも見た方がいいのかしら?とも思ったりするし、15歳でもう大学!?とも思う。

 

まぁ、そうは言っても自分が進もうって言う道の途中でこれは自分じゃないな?とかやっぱりこっちやってみようって違う道に行けるのはイギリスでは何歳になってもアリです。

だから、そこまで慎重に考えなくてもいいのかなぁー?とも思うけれど、できることなら子供には周り道と通るんじゃなくて、順調に進んでほしいっていう願いもあるし。親として。

(だって私たち夫婦は、本当に周り道をして今に至ってるから。笑)

でも周り道をしてもそれは無駄な事ではなくて、経験値として人生の中では確実にレベルアップしてるんだけどね。

 

来週の土曜日はハナの学校でのSixth Formのオープンデイなんです。

一応、申し込みはしたけどハナは普段自分がいってる学校だから、どこに食堂があってとかどこがSixth Formの教室だとかはわかってるから行かなくもてもいいってなりました。

科目の方も先生に直接話を聞けたからいいってさ。

 

さて、ハナは3科目に絞れるのでしょうか?