遅くなってしまったけど
郡上八幡城からの続きです。

郡上八幡城に行く途中の案内図で見ると
位置関係が良くわかります。



お城に行くまでに

鞍馬弘教なのに善光寺と言うお寺があって
ちょっと不思議に思ったのですが

長野善光寺から阿弥陀如来を招いて
善光寺としたのが明治時代とのこと。

(追記:これは勧請の事かと?2024.6)

そして、戦後…

鞍馬寺から毘沙門天の分霊を招いて
鞍馬弘教となったみたいですね。

一説によれば…郡上市白鳥にあったこともあると。

今回の目的地がその白鳥だったので
ちょっと驚いたのでありましたあんぐり


こちらは岸剣神社きしつるぎじんじゃ
通称:  がんけんじんじゃ



御祭神は
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
伊弉那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
菊理姫命(くくりひめのみこと)
猿田彦大神(さだひこのおおかみ)
(佐田彦大神さるたひこのおおかみの別名とも)

善光寺を右に見ながら階段へ進みます。




登り切って…




左手に本殿が見えました。



この日この時間は…

お神輿が出たところでした。
下って行って街を回るようです。



また、反対側の右手には

左から


①金刀比羅宮 御祭神
 ・大己貴命  
 ・崇徳天皇

②積翠神社
 御神体(…は木のようです)は郡上八幡城天守に。
 
 郡上八幡城 は 別名 積翠城なので

 (古いにしえより積もる翠みどりの城也なり)



③英(はなぶさ?)稲荷神社

下、二社については
祭神など明記は特に神社庁の方には
ありませんでした。




解説板には
金弊社 岸剱神社とあります。

これは岐阜県独自の制度らしく
神社を等級化したもので

金弊社(きんぺいしゃ)
銀幣社(ぎんぺいしゃ)
白幣社(はくへいしゃ)
の、3つがあります。


その神社庁の詳細によれば

岸剣神社の
摂末社祭神として
      崇徳天皇(すとくてんのう)…①
      天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)…③
   (だいたい天照皇大神と稲荷神(豊受の神)は
   対なので。)
      応神天皇(おうじんてんのう)…②
   八幡神社の御祭神
とあるので…

①金刀比羅宮
②積翠神社
③英稲荷社

先ほどの三社と合うようです。




下の解説板では
合祀として(一緒に祀ること)

白山神社
 菊理媛命 伊邪那岐命 伊邪那美命
八幡神社 
 応神天皇 武内大臣(武内宿禰)

と、あります。




由来としては…

天皇の命を受けた白山の開祖である泰澄が
85歳で郡上の気良の里にご宝剣を、御神体にして
鳥居の宮と名付けられた。(717年)

大干ばつがあった時、宝剣を岩の上において
雨乞いをしたら雨が降り、流されてしまった。


「明朝、不動尊の宝剣が
吉田川の岩に乗っているから
それを取って祀るように」と
その夜、泰澄のお告げがあり


言われた通りにその剣を取って

「不動の宮」としてお祀りした。


その後

後水尾天王ごみずのおてんのうより

岸剱宮の称号をいただく…云々。


と、極めて簡単に言うとこう言うことかと。


岸にあった剣と言うことかちょっと不満