【全曲解説】
M6「書きかけのPaperback」
ROSARIO+CROSSの11枚目のシングル
「Birthday」のカップリングとして
リリースしたバラード曲。
デビュー5周年記念の
ホールワンマンタイトルにも
なってましたね。
当初、関係者の方からも
「ペーパーバック」ってなんですか?
と聞かれましたが、
調べると、
紙表紙を用いた低価格の軽装本。 ソフトカバーsoftcoverともよばれ、上製の堅表紙本(ハードカバーhardcover)と対比した意味で用いられる。 日本の文庫本、新書判がこれにあたる。<「コトバンク」さんから引用>
とありますね。
つまりタイトルの意味としては、
「まだ僕たちの物語は
書きかけ(書いている途中)なんだよ」
というのがコンセプトです。
簡単なことを難しく、
言ってるだけですね
すみません。
ただですね、ノートじゃなく、
文庫本を用いて書いた事に
少し意味があって、
僕たちの人生のストーリーって、
やはり知らず知らず
決められているというか、
「こういう風に生きる事が正しいんだよ」
という、半マニュアル的なものが
あるじゃないですか。
その観点から、
まっさらなノートじゃなく、
文庫本(ストーリーの決まっている)を
用いたことで、
決められたストーリーだって
書き換えられるという、
静かなメッセージを
織り込んだ感じですね。
あと、実はこの曲、
ROSARIO+CROSSの楽曲としては
初挑戦しているんです
そう、生バンドでの
レコーディングをしているんですね。
いつも、ギターとかは生で入れますが、
ドラム、ベースは打ち込みアレンジで
完結してしまうことがほとんどなのですが、
この曲はバンドサウンド、生演奏の、
熱さ、揺らぎみたいのが欲しくて、
東京のプロの仲間たちに声がけして
レコーディングしました。
とても新鮮でしたね。
普段、アイドル曲を聴かない方にも
いい曲だねと言って
もらえる事がありました。
好きになってもらうために
いろんな入り口があっても
いいなと感じました。
メロディーライン、難しいんですけどね、
メンバー、丁寧に歌ってくれてます!
ちょっとこのライナーノーツシリーズ、
メンバー、褒めすぎですが、
いや、良いものは良いので、
何度でも言います。
生演奏?とか、文庫本?
とか、新たなイメージで
再度聴いてもらえると嬉しいです。
それでは次の曲をお楽しみに!