メダマヤママユなど | 世界のブナの森

メダマヤママユなど

アメリカブナの林で倒木に来ていたClytus ruricola。日本やヨーロッパのブナ林と共通する属。虫の数はあまりに少なく、半日森を歩いても甲虫を数頭を見かけるかどうかという次元だった。これは早朝にシカゴを出て、昼にはGreat Smokiesに着いていた午後に見かけた唯一のカミキリムシ。

 

ツガに生えたマンネンタケの仲間をカタボシエグリオオキノコMegalodacneの仲間が盛んに食べていた。日本でもマンネンタケ類に集まるという。

 

激しい雨が通り過ぎる直前、ブラックベリーの仲間の花にはPidonia ruficollisがいくつも集まっていた。

 

ブラックベリーの花に集まっていたPidonia aurata。日本のブナ林と共通する要素のひとつ。

 

メダマヤママユ。オオミズアオが轢かれて打ちひしがれた雨のなかで、今回はオスも撮れた。

 

ゴミムシの一種

 

こんな日本のカナブンによく似た種がアメリカブナの林にいるとは知らなかった。

 

朽木に残された(・)の記号

 

アカハネムシの仲間Neopyrochroa femoralis

 

マドボタルの仲間。一面の深い森のなかで、日が射し込む場所も限られるため、虫の姿は本当に少なく、半日歩いてもこうした虫たちを延べ5頭ぐらい見かけるかどうかだった。

USA, Tennessee/North Carolina, The Great Smokies, 2024.6.3-5