久々の帰郷 | 世界のブナの森

久々の帰郷

郷里で調べておかねばならないことが出てきて、35年前に自転車で半日かけて出かけていたあたりを急ぎ足で回る。

 

実家の前のニホンカワトンボと、実家から最も遠いあたりにいたアサヒナカワトンボ。

 

中学生の頃、チャバネセセリは夏休みが終わった頃に咲き始めるサワヒヨドリの花で姿を見かけるチョウだった。8月下旬よりも前に見たことはいちどもなかった。昨年の5月末に姿を見て驚いたが、今年は1ヶ所で最大4個体が占有する様子を見て、すっかり定着したことを知った。一方で、同じく秋に増加するイチモンジセセリは、去年も今年も5月にはまったく見かけていない。

 

フタスジサナエ。中学生の頃にトンボを調べることに夢中になりかけた時期があったが、当時は専門書も手に入らず、市の図書館にもなく、ホンサナエとウチワヤンマ以外のサナエトンボは区別できなかったから、それ以上深入りはできなかった。今回はオグマサナエ・タベサナエ・フタスジサナエの分布を調べようと思ったのだが、環境があまりに変わり、通学路で記憶にあるこれらが多かった場所ではその姿は望むべくもなかった。しかし、行く先々でフタスジサナエとタベサナエは少しずつ姿を見せてくれた。

 

フタスジサナエの三連結

 

タベサナエ

 

かつてヨシ原の脇でたまに通り過ぎるアオヤンマを待っていた通学路の池に、アオヤンマの様子を確かめに行った。今ではヨシ原だった部分は池の浚渫の残土置き場になっており、工事中で水がなかったために荒地の草が生えており、初めて見るアカミミガメがいくつも浮かんでいた。多かったオグマもしくはタベサナエの姿も全くなく、足早に通り過ぎるほかなかった。
かつては水中から出たヨシというヨシにコフキトンボがとまっており、ウチワヤンマも多く、ウラギンスジヒョウモンが土手を飛び交っていた。そして、ここはオオキトンボの生息地でもあった。

 

ツバメシジミ

 

クロイトトンボ

 

シオカラトンボ

 

モノサシトンボ

 

モノサシトンボ

 

キイトトンボ

 

ヨツボシトンボ

 

シルビアシジミ

ハラビロトンボ

 

ハスの陰影

 

ゴマダラチョウ

 

ニワハンミョウ

5月11日、兵庫県三木市