ブナの二次林
近くのブナ林までの9㎞の道を歩いた。午後にわずかな晴れ間が出たほかは、曇っていた。
「ヨーロッパブナFagus sylvaticaは、伐株からさかんに萌芽更新するが、わずか膝の丈ぐらいの萌芽に花をつけて実を結ぶことは、ブナ属の他の種ではちょっと考えられない特異な性質だ」という説明写真。
伐株から芽が出る萌芽更新の説明写真。
同上
殻斗をつけたまま発芽して、落ち葉を持ち上げたヨーロッパブナFagus sylvaticaの実生。
落ち葉を貫通して芽を出したヨーロッパブナの実生
ヨーロッパブナFagus sylvaticaの枯れ枝には、ヨーロッパコルリクワガタPlatycerus caraboidesの産卵の痕が残されていた。
わずかな晴れ間に虫たちが動き始めたが、30分で翳ってしまった。2017年に続いて異常低温を引き当てたようで、朝は氷点下になり、春の虫たちの姿はごくわずかしか見られなかった。
4月21日、Perche, N.FRANCE